<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

「東京原発」

2013年09月10日 |  映画
2004年 邦画

役所広司 主演

現実世界の今はオリンピック東京誘致が決まり、お祝ムードですが・・。
今こそ、この映画を見るべきでは?

福島の問題を本気で解決しないと!
2020年までにたくさんの国の宝であるオリンピック選手を迎えることができるのか?
という疑問がふつふつと湧き上がるのです。

汚染されていく地下水をどうするつもりなのか、
人々が疎開すればいいだけの話ではありません。

この映画は山川元さんという方が、原作、脚本、監督をされています。
ブラックコメディ、サスペンス要素もあり、
映画としては非常によくできています。

「ありえないだろ」と思うような事が現実に起きていることを
教えてくれます。

東京都知事、天馬は、
副知事、産業労働局長、環境局長、都市計画局長、政策報道室長、
財務局長、とともに緊急会議を開き
「東京に原発を誘致する」と宣言します。
何故、東京に原発なのか?というみんなの問いにひとつひとつ答える知事、
それが妙に説得性があり、
原発にそれぞれ賛成の挙手をするメンバー。
「ちょっと待ってください!」という津田福知事。
東京大学の榎本教授を呼び、原発の危険性について語り始めた。

この映画では都庁で働くお役人たちを揶揄しておもしろおかしく描いており
本当に何もわかってない国民を代表して、
馬鹿な役人になりきって、教授に質問していきます。
ひとつひとつの質問に丁寧に答えていく教授。
みんながシン・・・としていきます。

原発ってそんなに危険なのか・・・・。

大地震が起こっても絶対安全って国が言ってるのはウソだったのか・・。
と考え込むお役人たち。

そんなとき、プルトニウム燃料が、お台場の港に着き、
秘密裏に一介のフリー運転手のトレーラーで運ばれることになりました。
車はいろんな危険性を孕み、
運転手のいら立ちとともに、その危険は更に増大されていく。

怖いストーリーですよ。
もうほんとに、怖い怖い怖い。
物事はお役人たちの采配で決まって行くことは知っていたけれど
こんなアホな人たちが決めていいの?って
思うでしょう?

3.11が過ぎて、
この映画を見ることは本当に意義あることだなと思うので
未見の方はぜひぜひ見てください。


「東京原発オフィシャル」



にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへにほんブログ村




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 女心と秋の空 | トップ | ただじゃない »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事