駿河國一之宮・富士山本宮浅間大社を参拝する。浅間神社の総本宮である。
身延線・富士宮駅から徒歩で徒歩で12分ほど。東海道線からは富士山がよく見えたが、富士宮駅に到着した頃は雲がかかり始めていた。富士山が見えないと、ここは面白くない。急ぎ足になった。
やっと頂上が見える程度に雲がかかっていた。
浅間大社を参拝するときいつも思うことは、なぜこの地に浅間大社を建てたかと云うことである。もともとは、富士山に祀られていた。
806年に坂上田村麻呂が平城天皇の勅により、現在地に社殿を造った。もともとの宮からは6キロ離れている。社殿の右に湧玉池があり、富士山の伏流水が流れ出ている。これが決め手になったのかと思う。あるいは、有力者がいたものか。
参道の途中に道が通っている。
太鼓橋を渡ると、楼門である。
社殿。
浅間様式で、本殿は二階建てである。横から見ないと、分からない。
湧玉池は社殿の右、回廊を出たところにある。もちろん、霊水である。
紅葉の時は美しかっただろう。
池の水は御手洗川となり、神田川と合流する。やはり、この池があったからこの地に社殿を建てた気がする。
祭神は、木花之佐久夜昆売姫(このはなのさくやひめ)である。相殿神が父親の大山祗神、夫の瓊瓊杵尊である。系図を見ると、木花之佐久夜昆売姫は神武天皇の曾祖母に当たる。
帰りは、浅間大社の前にあるお宮横町で、B級グルメの代表格である富士宮焼きそばを食べる。