ぶらり町めぐり&御朱印

町を歩くのが好きだ。特に御朱印集めに熱中した。年齢を重ね、段々と体力が落ちてきたが、もう少し頑張りたい。

関東三十六不動霊場巡り 洞昌院

2018年07月08日 22時46分35秒 | 旅行
2018/07/07

関東三十六不動霊場巡りは、第29番札所の洞昌院を参詣する。

洞昌院は秩父にある。下りる駅は秩父線・野上駅だが、野上駅は長瀞駅の隣の駅である。野上駅から17分ほど歩く。小さなお寺で探しにくい。

御朱印は参詣した記念に貰うもので、参拝者本人以外には無用のものだと思っていたが、そうとは限らないことに気づかされた。

洞昌院は丘の中腹にある。道には萩が育っていた。ここは長瀞秋の七草の寺院でもある。萩の寺である。





階段をあがる。





本堂の前は狭く、写真は横からしか撮影できない。





前に来たときはこの外でお参りを済ませたのだが、今回は女性の人にお堂の中に招かれた。

御朱印を集めることに熱中する人は、こういうお堂の中に招かれることを嫌がる人もいる。それどころか、お堂の中の作法を知らないので困惑する人が多いと思う。おつとめの仕方を知らない。

私も最初は困惑した口である。一応、不動明王の真言だけは覚えていたのでそれを唱えた。

不動明王の真言は難しいので覚えにくい。「のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん」という。これは不動霊場を巡るときには覚えていた方がいい。

難しければ「南無(大聖)不動明王」でもいいと思う。拝むだけでは格好がつかない気がする。


<御朱印> 重ね印である。最初に参詣したのが平成13年5月4日である。17年前である。話好きの住職さんで長話になった。秩父鉄道は本数が少ないので次の電車の時刻が気になった。

お寺にいた女性は住職さんの娘さんだった。住職さんはどうされましたかと訊くと、亡くなりましたという。

父の書いた朱印を見ていると、父を懐かしく思い出しましたといった。

亡くなった先代住職さんを思い出すきっかけとなったらしい。古い御朱印で重ね印だから、こういうことが起こりえる。

あれから17年。住職さんは亡くなり、私は老いた。過ぎ去った年月を想う。妙にシンミリした気持ちになってお寺をあとにした。




関東三十六不動霊場巡りも、残すところ、千葉県の5ヵ寺のみとなった。








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