人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ブレイディみかこ著「両手にトカレフ」を読む / HENNESSYのブランデーを売る / 今夜は井上道義のラストコンサート ~ 第54回サントリー音楽賞受賞記念コンサート

2024年12月30日 00時01分04秒 | 日記

30日(月)。テレカに次いで、家の片隅で眠っていたHENNESSYのブランデーを買取業者「こやし屋」に持っていきました いつ誰に頂いたものか思い出せないほど昔に入手したものですが、ビールやワインは飲んでもブランデーは飲まないので長年 放置しておいたものです

     

さて、買い取り額ですが、年月が経っているということで、3000円の評価が付きました こちらとしては御の字です 家のどこかで眠っているお酒はありませんか? 売れますよ

ということで、わが家に来てから今日で3639日目を迎え、米ホワイトハウスのカービー広報補佐官は、北朝鮮兵の死傷者数が過去1週間だけで1千人にのぼるとの見方を示したが、多大な犠牲の背景には、北朝鮮兵がウクライナによるドローン攻撃に対応できていないことが指摘されている  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     金正恩将軍様に預けた命だから 戦闘の途中でドロンするわけにはいかないジレンマ

         

ブレイディみかこ著「両手にトカレフ」(ポプラ文庫)を読み終わりました ブレイディみかこは1965年福岡県生まれ。96年から英国ブライトン在住。2017年「子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から」で新潮ドキュメント賞、19年「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」で毎日出版文化賞特別賞、Yaho o!ニュース 本屋大賞ノンフィクション本大賞などを受賞 他の著書に「他者の靴を履く アナ―キック・エンパシーのすすめ」、「ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち」などがある

主人公のミアはイギリスの片田舎でドラッグ中毒の母親のもと、幼い弟の世話をしながら貧しい生活を送る14歳の中学生 ある日、ミアは図書館で老人から金子文子(大正期のアナキスト)の自伝を受け取り、読み始める ミアは、貧しさの中で祖母から虐げられながら何とか生きていこうとするフミコの人生に自らの人生を重ねる 学校では自分の重苦しい現実をクラスメイトに話せなかったが、同級生のウィルにラップのリリックを書いてほしいと頼まれ、自らの境遇をラップの歌詞に綴りながら「ここじゃない世界」を表現することを通して、ミアは少しずつ前向きに生きるように変わっていく

     

「両手にトカレフ」というのは、ミアが作詞したリリックにウィルがラップ調のメロディーを付けた曲のタイトルです これについて、巻末に掲載されたバービーさんとの対談で、ブレイディさんは次のように語っています

「『両手にトカレフ』というタイトルは、銃の代わりにラップ(言葉)で世の中と戦おうとするミアの想いをあらわしたものですが、人と交流するにもやっぱり言葉が必要で、いかにちゃんと伝えるための手段に変えられるかは、どう生きていくのかにも関わっていくような気がします

ミアは強い。何があっても自分の力で考え、行動する 何故かと言えば、ミアには守るべき弟がいるからです 自分を頼る存在がいる、守らなければならない存在がいる、というのは人間を強くするということでしょう それと同時に、血のつながった家族だけが家族ではない、というこの物語の結末に温かさと希望を見出しました

本書は私が今年読んだ100冊目の本です

         

今日は、19時からの「第54回サントリー音楽賞受賞記念コンサート」をもって指揮者を引退する井上道義のラスト・コンサートを聴きに行きます これは私が今年聴く174回目の公演で、今年最後のコンサートです

     

本日、toraブログのトータル訪問者数が310万 I P を超えました これもひとえに普段からご訪問下さっているフォロワーの皆さまのお陰と感謝しております これからも毎日休むことなく根性で書き続けて参りますので、モコタロともどもよろしくお願いいたします

     


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