「他者と自分を同じ」と見る

2016年10月12日 21時36分32秒 | 社会・文化・政治・経済
★消費社会に欠かせない「何のため」の目的観を追求。
★大学生は志を高く持ち、真剣で、高い意欲を持って学ぶことだ。
★大きく視野を広げ、国の立場から人を見るのではなく、あくまで“人間”の目線に立って、全ての人を尊重する。
★中国の儒教の中心的思想に「仁」がある。
仁とは人と人の関係を重んじる思想である。
★人を愛し大切にする。
「他者と自分を同じ」と見ることだ。
★自分自身が何かを達成するとともに、他者の目標の達成にも思いをはせることだ。
★自分の欲望に屈せず、道徳的規範を守り、実践することだ。
★一つ一つの歴史事実の意義を問い、その史実が人類の与える価値は何を考える。















ジャン友 宮田虎之助

2016年10月12日 11時44分36秒 | 創作欄
利根輪太郎は宮田虎之助の気持ちが十分理解できた。
父親に強く反対され、競輪選手になることを断念した。
幼児のころから宮田は父親から虐待されてきた。
心が優しく、身長が150cmに満たない小柄な母親は、身長182cm、体重100㌔の巨体である父親からしばしば乱暴を受けていたのだ。
酒を飲むと不機嫌になるので、6人の兄弟、姉妹は部屋の隅で身を潜めるようにしていた。
「この餓鬼が!」長男の虎之助は父親と視線を合せただけで、理由もなく殴られていた。
虎之助は母親に似て、小柄であったが足だけは速かったので、運動会では何時も注目される存在であった。
昭和8年生まれの虎之助の世代の若者たちの大半は東京志向であった。
当時の取手町には、まだ宿場町の名残がった。
取手に1950年(昭和25年)2月に競輪場できた。
競輪競技を初めて見た17歳になる虎之助は競輪選手に憧れた。
取手中学の同級生の一人が翌年、競輪選手になった。
虎之助は取手第二高等学校へ進学していたが、学業に身が入らなくなる。
「親父、どうかな俺、高校をやめて競輪選手になりたいんだ」
虎之助は恐る恐る父親に聞いてみた。
日本酒を飲んでいた父親は鬼の形相となった。
「なに!高校をやめる!バカたれ!」酒が入っていたトックリを虎之助の頭に向かって投げつけた。
そのトックリは虎之助の眉間を掠め、柱に当たり砕け散った。
「このやろう、競輪選手だと!」フラフラと立ち上がった父親が挑みかかってきた。
高校生になった虎之助は身長162㎝で、体重56㌔、小柄である。
剣道をやっていたが素手であり、巨漢の父親に簡単に馬乗りにされ顔や頭をしたたか殴られた。
そして、虎之助は2度と競輪選手になることを口外しなくなった。
高校を卒業した虎之助は父親の後を継いで農業をするつもりもなかった。
小作農であった宮田家は息子に後をつがせるほど耕作地は広くはなかったのだ。
父親の幸吉は5年後、酒を飲みながら炬燵で亡くなった。
「お父さん、布団で寝なよ。風邪ひくよ」と母親の絹が声をかけたが、トックリを握ったままの姿勢でうつ伏せになっていたのだ。
父親の死さえ願っていた虎之助であったが、父親に死なれると心に空洞ができたような淋しい気持ちとなった。
父親を何かの形で見返そうと思っていたのだが、それを果たせなかったのだ。
虎之助は町工場、不動産屋、納豆屋、植木屋、仏壇屋など知人、友人の縁を頼って職を転々としていた。
東京でタクシーの運転手を3年。
虎之助は利根輪太郎と知り合ったころは、地元取手でタクシーの運転手をしていた。

取手競輪の歴史
★「宗教とは―万人に理解できる哲学である」トルストイ
★幸福は、他のどこでもない、自身の胸中にある。
★本当の幸福とは何か。
価値ある人生とはなにか。
★宗教は、理想の高みに向かって、誰もが自分らしく進んでいくことができる、“人生の羅針盤”である。
★「自分の生命の中に、どんな苦難にも負けない仏界がある」
★「信念の人」「努力の人」「忍耐の人」指針を行動の原動力とする。
★日々の活動、生活、人間関係など直面する、具体的な課題への指針を提示する。

具体的な課題への指針を提示

2016年10月12日 11時43分30秒 | 社会・文化・政治・経済
★「宗教とは―万人に理解できる哲学である」トルストイ
★幸福は、他のどこでもない、自身の胸中にある。
★本当の幸福とは何か。
価値ある人生とはなにか。
★宗教は、理想の高みに向かって、誰もが自分らしく進んでいくことができる、“人生の羅針盤”である。
★「自分の生命の中に、どんな苦難にも負けない仏界がある」
★「信念の人」「努力の人」「忍耐の人」指針を行動の原動力とする。
★日々の活動、生活、人間関係など直面する、具体的な課題への指針を提示する。

茨城・取手市が舞台 小説「レミングスの夏」映画化

2016年10月12日 11時13分26秒 | 社会・文化・政治・経済
公明新聞:2016年10月7日(金)付

2日に行われた試写会で懇談する(左から)染谷、斉藤の両市議と五藤監督、城之内景子さん


子ども時代の友情伝える
五藤監督らが出席し試写会 市内でロケ、市民が協力


茨城県取手市を舞台に撮影された映画「レミングスの夏」(五藤利弘監督)の公開を前に2日、市内で試写会が開催された。市民ら有志でつくる「映画『レミングスの夏』を応援する会」が主催した。映画は、同市出身の作家・竹吉優輔氏が2014年に発表した小説を実写化した作品。同会のメンバーとして、映画化に向けた企画・製作や広報活動を積極的に後押しした市議会公明党の斉藤久代幹事長と染谷和博議員が試写会に参加し、五藤監督や出演俳優と懇談した。

「普段通る道が映画で使われていて新鮮だった」「主人公たちの子ども時代の純粋な気持ちに感動した」―。招待された観客は、試写会場で映画を見終えたばかりの感想を口々に。

「レミングスの夏」は、幼い頃に仲間を失った男女6人が架空の街「富手市」を舞台にして友情とは何かを探る物語。原作に登場する学校や施設は取手市内に実在するものばかりで、小説を読んで感銘を受けた五藤監督が原作者の竹吉氏に申し出て映画化に至った。

撮影には、エキストラとして約100人の市民が協力。市出身の俳優も出演し、刑事役を演じた城之内正明さんは「母校で撮影が行われ、さらにそのシーンが上映されて本当にうれしい」と語っていた。

公明、製作や広報をサポート

映画の製作については、五藤監督の知人を介して知り合った公明党の元取手市議、城之内景子さんがゼネラルプロデューサーを務めるなどして協力。その後、同市を舞台に撮影されることを知った市民が中心となって「応援する会」を結成し、斉藤、染谷の両議員も事務局員として加わり、県内の企業や市民らに協賛の募集を呼び掛けたり、広報活動を展開するなど全面的にサポートしてきた。

五藤監督は「公明党の皆さんが陰で支えてくれた。本当に感謝している。この映画を通して、若者が大人になるにつれて忘れてしまう純粋な気持ちを取り戻してほしい」と話していた。

8日には市民会館で、一般客に向けた完成披露試写会が午前10時半、午後2時半、同6時半開演の3回行われる。応援する会によると、来年夏に東京都内の劇場で公開した後、全国展開をめざす予定。海外の国際映画祭への出品も計画しているという。

城之内景子さんは「多くの人の支えで上映に至った」と語り、斉藤、染谷の両議員は「この映画を多くの人に見てもらえるようPRを応援し、今後も芸術を通じた街の活性化に取り組んでいきたい」と力を込めていた。