取りやすい車券 第60回オールスター競輪の決勝

2017年08月16日 09時04分03秒 | 未来予測研究会の掲示板
チャップリンに再び取手競輪場出会う。
「チャップリンが来てますね」と利根輪太郎が言うと宮元武蔵は黙って微笑んだ。
「やっぱちな。終わってみれば、赤パン3人で決まった」
「取りましたか?」と輪太郎が聞くと、「分かっていても、素直には変えないね」と言いながらズボンの前ポケットからタバコを取り出す。
武蔵は、素直に7-1-9の車券を買っていた。
武蔵は先月珍しく5万円の赤字であったが、いわき平競輪場の第60回オールスター競輪の決勝を狙い撃ちして、この日の決勝を7万円買う。
7-1-9を3万円。7-1-8を2万円。
残りは8-1-7と8-7-1を各1万円。
「取りやすい車券を言っていた」が周りの競輪仲間たちは、1番人気の新田祐大(福島90期、31歳)や7番渡邉一成(福島88期、34歳)、山崎芳仁(福島88期、38歳)の地元ラインを黙殺して、絶好調の深谷知広(愛知96期、27歳)、竹内雄作(岐阜99期、29歳)、浅井康太(三重90期、33歳)のラインと単騎で戦う脇本雄太(福井94期28歳)、同じく単騎の原田研太朗(徳島99期、26歳)などを絡ませる穴車券に徹する。
逃げたらない直線の長いいわき平競輪場である。
先行で勝負すると宣言している深谷を武蔵は無視していた。
また、穴人気の脇本や原田も追い込み選手ではないので、深谷が先行する展開では無理と切捨てる。
こうなると中断から発進する新田らの地元ラインにとって有利な展開になると読んだんのだ。
武蔵は140万円余の金を懐にしたのだ。
素直ではない輪太郎は8番の山崎流しと脇本の着流しに1万円を投じて負けた。
8レ-スで8-3を500円買っていたのに3番香川雄介(香川76期、43歳)と8番柏野智典(岡山88期、39歳)は1着同着となり、60倍余の車券が半分以下の25倍余になってしまう。
4-8-3ラインの人気薄ラインに着目したが、まさか43歳の香川が2着ではなく、1着同着になるとは、想いもよらなかった。
競輪の専門紙の赤競新聞は8レース1-9の一点勝負と記していたのに、1番石井秀治(千葉86期、38歳)と9番山中秀将(千葉95期、31歳)は敗退した。
本命は消せの輪太郎の思惑どおりの結果となったのだが、1着同着までは考えられない。
これも競輪のアヤである。

最後に食べたリンゴの味は

2017年08月16日 09時02分33秒 | 沼田利根の言いたい放題
人生の最後に食べたい物は、何であろうか。
医師・中川国利さん(66歳、仙台市青葉区)の毎日新聞の「みんなの広場」の投稿欄を読み、義姉のことが思いだされた。
末期のがんであった。
「寿司が食べたい」というので出前を取った。
だが、大トロを一口食べて、箸をそのまま置く。
それは亡くなる1週間前のことだった。
自分が設計した新築の自宅に戻ったが、再度入院して1週間後に亡くなる。
中川医師が受け持ったのは70代半ばの胃がん再発の患者であった。
吐き気で食べることが全くできない状態であった。
ある日の晩、病室を訪ねると患者さんが枕元の真っ赤なリンゴを見入っていた。
あまりにも、見事なリンゴのため、理由を尋ねた。
すると、「実家のリンゴ農家を継いだ弟が、持ってきてくれました。リンゴを見ると亡き両親が思い出されます」と語った。そこで「食べますか」と尋ね、皮をむいた小片を患者さんの手に置いた。しばし見つめていた患者さんは、意を決するようにして口にした。
そして「懐かしい味です。やはり、我が家のリンゴは最高です」とほほ笑んだ。
しかし、一口以上求めることなく、目を閉じ涙を流した。
その後、1週間ほどでこの患者さんは黄泉の世界に旅立った。
この投稿を読み、医師の優しい心情が伝わってきた。
日本酒もまずい、好きな寿司もカツ丼を天丼もダメ。
10㌔も痩せてしまった。
足の指から出血。
口内炎などでまいっている。

8月15日(火)のつぶやき

2017年08月16日 03時08分42秒 | 医科・歯科・介護