阪神 ソフトB戦連敗4でストップ!

2019年06月12日 23時05分05秒 | 社会・文化・政治・経済

矢野監督「ヤギとリュウが流れをつくってくれた」
6/12(水) 21:59配信 スポニチアネックス
阪神 ソフトB戦連敗4でストップ!矢野監督「ヤギとリュウが流れをつくってくれた」
<ソ・神>7回2死一、三塁、原口の右前適時打で拳を突き上げる矢野監督(右)(撮影・中村達也)
 ◇交流戦 阪神8―2ソフトバンク(2019年6月12日 ヤフオクD)

 阪神が梅野隆太郎捕手(27)の4打点の活躍などで、引き分けを挟んで2連勝。4回、昨年7月27日のヤクルト戦(神宮)以来320日ぶりとなるスタメン出場となった、大腸がんから復帰した原口の右前打に続き、左翼へ逆転2ラン。6回1死二、三塁の好機にも左前に2点適時打を放った。

【写真】地元福岡で「あしたも勝つばい!」のマイクパフォーマンスを決める梅野

 ヒーローインタビューでは「今日の1勝は本当にでかいし、(地元の)福岡で勝てたのは個人的にもうれしい。明日も勝つばい!」と、甲子園でのお立ち台で代名詞となっているセリフを敵地の地元・福岡でも披露。虎党を喜ばせた。

 17年から続いたソフトバンク戦の連敗も4でストップ。先発の青柳は自己最多を更新する5勝目を挙げた。8回には植田が左打席でプロ初本塁打となる2ランを放つなど、見どころたっぷりの試合。前夜の引き分けに「勝ちや、もうこれは」とナインの粘りをたたえていた矢野監督は「ソフトバンクは交流戦に入ってもしっかりとした戦い方をしている。そういうチームにこういった試合ができたのは大きいと思う。まずはヤギ(青柳)とリュウ(梅野)がそういう流れをしっかりつくってくれたんでね。よかったと思います」と投打のヒーローをねぎらった。
阪神 ソフトB戦連敗4でストップ!矢野監督「ヤギとリュウが流れをつくってくれた」
6/12(水) 21:59配信 スポニチアネックス
阪神 ソフトB戦連敗4でストップ!矢野監督「ヤギとリュウが流れをつくってくれた」
<ソ・神>7回2死一、三塁、原口の右前適時打で拳を突き上げる矢野監督(右)(撮影・中村達也)
 ◇交流戦 阪神8―2ソフトバンク(2019年6月12日 ヤフオクD)

 阪神が梅野隆太郎捕手(27)の4打点の活躍などで、引き分けを挟んで2連勝。4回、昨年7月27日のヤクルト戦(神宮)以来320日ぶりとなるスタメン出場となった、大腸がんから復帰した原口の右前打に続き、左翼へ逆転2ラン。6回1死二、三塁の好機にも左前に2点適時打を放った。

地元福岡で「あしたも勝つばい!」のマイクパフォーマンスを決める梅野

 ヒーローインタビューでは「今日の1勝は本当にでかいし、(地元の)福岡で勝てたのは個人的にもうれしい。明日も勝つばい!」と、甲子園でのお立ち台で代名詞となっているセリフを敵地の地元・福岡でも披露。虎党を喜ばせた。

 17年から続いたソフトバンク戦の連敗も4でストップ。先発の青柳は自己最多を更新する5勝目を挙げた。8回には植田が左打席でプロ初本塁打となる2ランを放つなど、見どころたっぷりの試合。前夜の引き分けに「勝ちや、もうこれは」とナインの粘りをたたえていた矢野監督は「ソフトバンクは交流戦に入ってもしっかりとした戦い方をしている。そういうチームにこういった試合ができたのは大きいと思う。まずはヤギ(青柳)とリュウ(梅野)がそういう流れをしっかりつくってくれたんでね。よかったと思います」と投打のヒーローをねぎらった。

 


虎、快勝で広島に1.5差 

2019年06月12日 23時00分18秒 | 社会・文化・政治・経済

青柳7回2失点&梅野4打点 鷹3位転落、交流戦首位からも陥落
6/12(水) 21:18配信 Full-Count
虎、快勝で広島に1.5差 青柳7回2失点&梅野4打点 鷹3位転落、交流戦首位からも陥落
阪神・矢野監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンクは打線が繋がらず、わずか4安打に終わる
■阪神 8-2 ソフトバンク(交流戦・12日・ヤフオクドーム)

 阪神が敵地で先勝し、首位広島との差を1.5ゲーム差に縮めた。12日、敵地ヤフオクドームで行われたソフトバンク戦。梅野が先制2ランを含む4打点と活躍すると、先発の青柳が7回を投げて4安打2失点に封じる好投を見せて逃げ切った。
1点を先制されて迎えた4回。1死から原口が右翼線へポトリと落ちる安打で出塁すると、続く梅野がソフトバンク先発の和田から左翼スタンドへの2ランを放って逆転に成功した。6回にも梅野は左前へ2点適時打。4打点の大暴れで和田をKOすると、7回には糸原、原口が適時打、8回には植田がプロ初本塁打を放ってリードを広げた。

 先発の青柳は3回に福田の適時内野安打で先制点を献上したものの、その後は走者を許しながらも粘り強く投げた。7回までソフトバンク打線を4安打2失点に封じて今季5勝目をマークした。日本ハムに敗れた首位広島との差は1.5ゲーム差に縮まった。

 ソフトバンクは3位に転落。先発の和田は、逆転2ランを被弾するなど梅野1人に4打点を喫して6回途中4失点で降板。リリーフ陣も失点を重ねてリードを広げられた。それよりも深刻なのが打線。福田が適時内野安打と2試合連発のソロで2打点と気を吐いたが、それ以外が全く繋がらず。4回1死一塁で松田宣が、7回1死一塁では内川が併殺に倒れた。わずか4安打に終わり反撃できず、交流戦首位からも陥落した。

福谷佑介 / Yusuke Fukutani

 


性犯罪「司法判断おかしい」 相次ぐ無罪「刑法改正を」

2019年06月12日 22時56分25秒 | 投稿欄

2019年5月14日 東京新聞

最高裁長官と法相への要望後、記者会見する「スプリング」の山本潤代表(中央)と志万田さをりさん(右)、金子深雪さん=13日、東京・霞が関の司法記者クラブで
父親から娘への性暴力など、性犯罪での無罪判決が各地の地裁で相次いでいる。性暴力被害の当事者団体「スプリング」は十三日、「司法の判断は被害実態を反映しておらず、市民感覚とずれている」として、法務省と最高裁に刑法改正を求める要望書を出した。被害者にとってあまりに重い「暴行・脅迫要件」が見直されるか、注目されている。 (出田阿生)
 現行法でレイプが犯罪と認められるには、被害者が性交に同意していないことだけでなく、相手からの「暴行または脅迫」によって抵抗が不可能だった証明をしなければならない。二〇一七年に刑法の性犯罪規定が一部見直されたが、この要件は温存された。
 要望書では、法務省に対し、この規定が「あまりにも高いハードルとなっている」として撤廃を含めた見直しを求めた。最高裁には、裁判官に、被害者がどういう状態に陥るかなど、医学的、心理学的に教える研修を徹底するよう訴えた。
 改正刑法には、三年後をめどに見直すという付帯決議があり、来年に迫る。スプリングの山本潤代表は「一連の無罪判決では、被害者が性行為に同意していないと認定されながら、無罪になっている。当事者として苦しい。刑法の見直しの審議を始めてほしい」と訴えた。

写真

性暴力無罪に怒り、広がる 都内などでフラワーデモ

2019年06月12日 22時52分41秒 | 社会・文化・政治・経済

2019年6月12日 東京新聞

東京駅前で開かれた性暴力無罪判決に抗議するフラワーデモ=11日午後、東京都千代田区で

 3月に相次いだ性暴力の無罪判決を受け、被害実態への理解や刑法改正を訴える「フラワーデモ」が11日、東京、名古屋など各地で開かれた。参加した人々は、被害者に寄り添う気持ちを表す花を手に持ったり、花柄の服を着たりして、性暴力に抗議した。
 19歳の娘をレイプしたとして起訴された父親が無罪となった判決などに衝撃を受けた女性らが、4月に東京で初めて開催。この日は東京、名古屋のほか札幌、仙台、大阪、神戸、下関、福岡、鹿児島の計9カ所で実施された。
◆「悔しい」「許せない」声上げ続ける
 相次いだ性暴力の無罪判決に抗議する「フラワーデモ」。「『納得できない』の声を上げ続けよう」と訴える声が、各地で響いた。
 JR東京駅前の行幸通りには、約三百人(主催者発表)が集まった。被害当事者団体「スプリング」のメンバー岩田美佐さんは「十六歳で集団レイプに遭い、進学もできなくなった。いっそ殺された方が良かったと思って自殺未遂もした。でも今は仲間と出会い、当事者の声を伝え続ければ理不尽な刑法は変えられると思い始めた」と語った。
 編集者の女性は「自分も旅先で被害に遭ったが、親にも言えなかった」と打ち明け、「今回つらい思いを乗り越えて訴えた被害者は、無罪判決でどれほど悔しかったか」と思いやった。
 女子大生を性的にランク付けした雑誌記事に抗議し、編集部と話し合いをした大学生山本和奈さんは「カラオケに見知らぬ人が入ってきて下着に手を入れられたなど、被害体験がたくさん寄せられている。性暴力は女性の問題ではなく社会全体の問題」と訴えた。
 名古屋・栄の久屋大通公園で開かれたデモには、約二百人が集まった。
 十代の娘が性暴力に遭い、加害者の男性が不起訴になったと明かした愛知県東三河地方の女性(33)は「警察、検察で傷つきながら何度も証言したのに、やるせない。一人一人の勇気ある声を無かったことにしないで」と涙ながらに話した。被害を受けた当事者や、被害者と向き合う産婦人科医らもマイクを握った。 (出田阿生、安藤孝憲)
東京駅前の行幸通りで行われた性暴力無罪判決に抗議するフラワーデモで、プラカードを掲げる参加者=11日夜、東京都千代田区で

 


「性暴力を許さない」無罪判決に抗議

2019年06月12日 22時46分09秒 | 社会・文化・政治・経済

法改正訴え被害者らフラワーデモ 名古屋・中区
性暴力事件に関する無罪判決が全国で相次いだことをうけ、法改正などを訴える「フラワーデモ」が11日、名古屋市中区で行われました。
 デモは、今年3月、名古屋地裁岡崎支部で、娘(当時19)に性的暴行をした罪に問われた実の父親に無罪判決が出たことなどから、被害者らが法改正を訴えようと行っており、この地方での開催は初めてです。
 会場の久屋大通公園には、実際に性的暴行を受けた当事者や支援者らが集まり、「性暴力を許さない」などと書いたプラカードを掲げて声をあげました。
 参加した女性の一人は、「当事者の背中ひとつに乗っけられて、なかったことにさせられている。性犯罪は自分をなくす被害だと思っています」と訴えました。来月11日は名古屋をメイン会場に開かれる予定です。

性暴力無罪 被害女性に責任を負わせるな
6/12(水) 15:15配信 毎日新聞
性暴力無罪 被害女性に責任を負わせるな
辰巳孝太郎氏=須藤孝撮影
 共産党の辰巳孝太郎参院議員は毎日新聞政治プレミアに寄稿した。加害者による明確な暴行又は脅迫があったことを証明できなければ罪に問えないという強制性交等罪の「暴行・脅迫要件」を撤廃すべきだと訴えた。

 辰巳氏は性暴力事件をめぐる無罪判決について、暴行があったと認定されても、暴行・脅迫要件があるために抵抗の程度・暴行の程度が問われて無罪になっていると指摘する。

 このため「性行為は双方の同意があることが当然だ。一方の意思に反して性行為が行われたことを罪とするということで良いはずだ」と主張。「暴行・脅迫要件は必死に抵抗しなかったから悪いという、結局は被害者に責任を負わせることになる考え方だ」と強く批判する。

 また、性暴力被害にあった人を被害者として扱わず、被害者に責任を押しつける風潮が根強くあるとして、警察や検察官、裁判官もそうした偏見から自由であるとは限らないと言う。

 2014年12月の福岡高裁宮崎支部判決は、被害者の女性が抗拒不能(心理的に抵抗できない)の状態に陥っていたと認定しておきながら、「被告人は心理学上の専門的知見は何ら有しておらず、かえって女性の心理や性犯罪被害者を含むいわゆる弱者の心情を理解する能力や共感性に乏しく、むしろ無神経の部類に入ることがうかがわれる。被害者の反応がないことを、緊張や羞恥心からくるものと軽く考えていた可能性も否定できない」として1審の無罪を維持した。

 辰巳氏はこの判決について「普通の社会人に心理学上の専門的知見がある方が稀だ。鈍感であれば無罪になるというのか」と指弾。性暴力事件の無罪判決をめぐっては「なぜこんなことが許されるのか。なぜレイプが罰せられないのかという素朴な疑問が大事だ」と強調した。


強制性交罪 「暴行脅迫要件」は不要だ

2019年06月12日 22時40分10秒 | 社会・文化・政治・経済

辰巳孝太郎・参院議員
2019年6月12日毎日新聞
「強姦(ごうかん)罪」を「強制性交等罪」とした性犯罪に関する刑法の改正(2017年)は1907(明治40)年以来、110年ぶりの改正だった。それでも変わらなかったのが、加害者による明確な暴行又は脅迫があったことを証明できなければ罪に問えないという「暴行脅迫要件」だ。
 「たやすく屈してしまう女性は保護に値しない」という男尊女卑、女性をモノとしてみる明治時代からの考え方がいまだに変わらずに残っている。


「合意なき性交は処罰」どう考える 

2019年06月12日 22時38分47秒 | 社会・文化・政治・経済

辰巳孝太郎さんの寄稿に一言
被害者支援と防止策は? ご意見募集
江川紹子・ジャーナリスト
2019年6月12日
3月に性犯罪事件で1審無罪判決が4件あったことから、性被害に対する処罰のあり方がクローズアップされています。
 この問題を考えるにあたって、忘れてはならないことがいくつかあります。
 第一に、裁判では有罪立証は検察の責任である、という刑事司法の原則です。メディアでも裁判所批判の声は紹介されていますが、この問題に関する議論では、なぜか各事件での検察の捜査・立証は適正かつ十分なものだったか、という点がまるで抜けています。
 第二に、日本の刑事司法では圧倒的に有罪率が高いという事実。これは性犯罪被害でも同じです。最新の司法統計(2017年)から、1審の有罪率を計算してみると、刑事事件全体で99.8%。性的な犯罪(統計の項目は「わいせつ、強制性交等及び重婚の罪」)でも、有罪率は99.5%で、同年の無罪判決は7件にとどまります。裁判で被告人が無罪を主張すればバンバン無罪判決が出る、という状況ではありません。
第三に、その一方で、捜査機関に被害を訴えても、法律の要件を満たさず、有罪判決が見込めないということで、裁判に至らないケースが多いのも事実です。17年の検察統計では、強制わいせつの起訴率は37.8%、強制性交等では32.7%でした。立件は無理だからと受理されなかったり、被害者があきらめ(あるいは、あきらめさせられ)ていたりするケースもたくさんあるでしょう。
 心の傷があまりに深く、周囲の目も気になって、被害を訴えるのに時間がかかり、すでに時効になっていたり、証拠を集めることが難しくて立件できなくなったりというケースも少なくないと思われます。
 被害経験者や支援者などから、性犯罪の厳罰化を求める声が上がっています。被害者が処罰感情を抱くのは当然です。とりわけ、加害者から「暴行や脅迫」などにより、被害者が抵抗できない状態になった、という犯罪が成立するための要件をなくし、双方の合意がない性交は犯罪とみなして処罰の対象にすべきだ、という主張が、このところクローズアップされています。
 今回の辰巳孝太郎参院議員の意見も、それを代弁したものと言えましょう。
 一方、刑事罰は、国家が個人の権利の一部または全部を強制的に剥奪するものであり、冤罪(えんざい)が生まれないよう、慎重な手続きが必要なのは、性被害の事件においても同じです。同意がない性交はすべて処罰できるようにした時、新たな冤罪(えんざい)が生まれる余地はないでしょうか。
 さらに、私たちの社会は、刑事罰以外の被害者支援はどうなのか、このような被害を防ぐための施策は十分なのか、という問題も考えなければ、と思います。

 


インド仏教衰退の原因

2019年06月12日 22時14分35秒 | 社会・文化・政治・経済

仏教は、約2600年前、

インドでご活躍なされたお釈迦さまが説かれたものです。
ところが、今日のインドでは、ヒンズー教ばかりで、仏教は衰退してしまっています。
仏教が本当にすばらしい教えなのであれば、もっと多くの人に広まるはずなのに、
一体どうしてなのでしょうか?

インド仏教の歴史

仏教は、約2600年前、

お釈迦さまの時代から多くの人に伝えられ、紀元前3世紀のアショーカ王を始め、カニシカ王から
6世紀のグプタ王朝までがインド仏教の最盛期で、千年以上もインド文化が興隆し、東洋の文化の発祥地となりました。

ところが、10世紀以降、イスラム教がインドに入って来て、悪貨が良貨を駆逐するように仏教はインドで衰退し、
大体12世紀頃に仏教は滅亡したといわれます。

その後インドは、お釈迦さまがお亡くなりになるとき、「一切外学の九十五種は、皆悪道に趣く」と『涅槃経』に説かれた通りになっていきます。

「一切外学の九十五種」とは、仏教以外の宗教のことです。
「皆悪道に趣く」とは、人々を苦しみの世界に落とすということですから、お釈迦さまは、仏教以外のすべての宗教は、人々を苦しみの世界へ落とすと説かれていたのです。

実際、お釈迦さまの遺言通り、仏教がなくなり、ヒンズー教やイスラム教ばかりになってしまったインドは、外国に征服されるようになっていきます。

19世紀には、キリスト教のヨーロッパから侵略され、イギリスの植民地とされて搾取され、進歩発展が妨げられてしまいました。

インド仏教衰退の原因
インド仏教衰退の原因

仏教の教えは、商売を繁盛させて、お金を儲けるためのものでもなければ、病気を治したり、縁結びや、子宝に恵まれるための教えでもありません。

色々な苦しみの根本原因を抜いて、あるがままで、変わらない幸せになる底知れず深い教えです。

ところが、インドの仏教は、時代が経つにつれて、だんだんとお釈迦さまの説かれていない、祈祷をしたり、現世利益を祈ったりし始めてしまいました。

そうなると、「悪貨が良貨を駆逐する」といわれるように、「儲かりますよ、病気が治りますよ」
とう単純で質の低い教えのほうが、多くの人に分かりやすく、広まっていくのです。

しかし、それで苦しみがなくなるわけではありません。
病気が治っても一時的で、また次の病気になりますし、
やがてすべての人が死んでいきます。
また、健康でお金があるのに、幸せではない人はたくさんあります。

その、次から次へとやってくる苦しみの根本を抜いて、変わらない幸せにするのが仏教です。

仏教は「仏の教え」と書くように、教えが命ですが、その教えを自ら変えてしまうことにより、力を失ってしまうのです。


インドの独立と分離

2019年06月12日 21時51分52秒 | 社会・文化・政治・経済

かつてイギリスの植民地だったインドは、1947年8月にはヒンズー教徒が多く暮らすインドとムスリムが大半を占めるパキスタンに「分離独立」に至る。

第二次世界大戦の結果、イギリスは勝利したものの疲弊して超大国の地位から転落することが確実となり、脱植民地化の流れが強まるなかで最大の植民地であったイギリス領インド帝国の解体は不可避になっていた。
しかし、当のインドでは多数派(マジョリティ)のヒンドゥー教徒と社会的少数者(マイノリティ)であるイスラム教徒の対立は激しさを増し、特にムハンマド・アリー・ジンナーを指導者とする全インド・ムスリム連盟は1940年のラホール決議(Lahore Resolution)で「二民族論」を唱え、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の分離を強硬に主張してい。
マハトマ・ガンジーはこうした分離の動きに強く反対して統一インドの実現を唱えており、インド国民会議派も政教分離・世俗主義の立場から宗教による分離には慎重で、インド共産党やヒンドゥー・ナショナリストもそれぞれの反応をみせたが、分離の勢いが止まることはなかった。
国民の融和を唱えていたガンジーは、その後も宗教の差異を超えた調和の道を模索していたが、1948年1月30日、狂信的なヒンドゥー・ナショナリストによってデリーで暗殺される結果を招いた。
非暴力を説いたガンディーが暴力の連鎖を止められず、自らもその中に倒れたことは悲劇の象徴として捉えられた。


「就職氷河期世代」の就労を促進

2019年06月12日 20時36分24秒 | 社会・文化・政治・経済

2019年6月12日公明新聞

厚労省が支援プランを策定

厚生労働省が「就職氷河期世代」を対象とする就労支援プランをまとめた。正規雇用で働く人を増やす目標を掲げ、支援に本腰を入れる。プランの内容と公明党の取り組みを解説するとともに、今後の課題などについて、日本総合研究所調査部・下田裕介副主任研究員の見解を紹介する。
正社員増へ3年で集中実施
官民が地域単位で連携 教育訓練やハローワーク強化

就職氷河期世代に対する集中支援策の主な項目

厚労省は5月29日、少子高齢化がピークを迎える2040年を見据えた社会保障や働き方の改革案を取りまとめ、就職氷河期世代が安定した仕事に就くための支援策「就職氷河期世代活躍支援プラン」を公表した。

支援プランは、3年間の集中プログラムで、この世代の人を対象に地域単位で手厚い支援策を行い、正規雇用への就職を後押しする。

各地の支援体制は、都道府県ごとに自治体や労働局、経済団体、金融機関などで支援機関を設置し、支援計画や目標の進捗を管理する。また、経済団体から参加企業に、就職氷河期世代を対象にした求人募集や就職面接会への積極的な参加を呼び掛ける。

市町村レベルでも、きめ細かい支援体制を構築する。自立相談支援機関やハローワーク、ひきこもり地域支援センター、ひきこもり家族会などが協力して個別支援を実施。福祉と就職を切れ目なくつなぐことで、支援対象者の社会参加を助ける。

支援プランでは、教育訓練から採用まで継続的な支援を行う方針を明記。就労支援のノウハウ(手法)を持つ民間業者に教育訓練や職場実習を委託して正規雇用に結び付ける。併せて、採用実績など成果に応じて必要な費用を国が支払う制度を検討する。

ハローワークは、就職氷河期世代に対する専門の窓口や担当者を設置して個別の支援計画を作成する。求職相談だけでなく、関係機関と協力して生活面の支援も行う。

また、運輸や建設といった人手不足にある業界団体とも連携し、短期間で安定就労に結び付く資格取得を支える制度を創設するほか、現在、35歳以上の就労困難者を受け入れた企業に支給している「特定求職者雇用開発助成金」の対象要件を緩和し、企業側に積極的な採用活動を促す。

長期にわたり無業の状態にある人は、職業的自立の難しさに直面する場合が多い。そこで、15~39歳の人を対象にキャリアコンサルタントなどによる専門的な相談、コミュニケーション訓練を行う「地域若者サポートステーション(サポステ)」の利用年齢の上限を引き上げ、社会との関係構築を後押しする。サポステの専門知見を活用した支援体制を全国に整備する。

支援策は、政府が策定する「骨太の方針」(経済財政運営の基本方針)に盛り込まれる予定で、政府は就職氷河期世代への支援を本格化させる。
公明党は今年2月、雇用・労働問題対策本部のもとに「就職氷河期世代」支援検討委員会(中野洋昌委員長=衆院議員)を設置、関係者や有識者との意見交換をはじめ先進的な取り組みを行う自治体を視察するなど、精力的に活動を展開している。今夏の参院選重点政策でも同世代への支援を掲げている。

5月22日には、同委員会が根本匠厚労相と菅義偉官房長官に、支援に関する提言を提出した。提言の内容は、厚労省の支援プランに随所に反映されている。

「令和時代の人財プラン」と題した提言は、「一人一人の状況やニーズに応じたよりきめ細かで多様な支援を重点的に強化していくという視点が不可欠」と指摘し、官民協働による新たな支援の仕組みを創設するよう求め、厚労省の支援プランに盛り込まれた。

当事者の就労や社会参加を阻害する背景要因、家族の状況への対応も含む一括支援を推進するため、当事者の自宅を訪ねるアウトリーチ(訪問)型の支援を提案。厚労省の支援プランには、「アウトリーチ型の支援体制を整備」と明記された。

また、生活困窮者を含む無業者に対しては、サポステと生活困窮者自立支援制度の一体実施を要望。ひきこもり状態にある人への支援強化に向け、「ひきこもりサポート事業」の充実、年齢を区切らないひきこもりの実態調査の定期的な実施も促した。

このほか、支援に携わる民間支援団体の財政面や人材育成、ネットワーク構築といった運営のサポートを訴えた。

その上で「成果を3年だけで求めることなく、長期の関わりを視野に入れた取り組みとすべき」と指摘している。

当事者に寄り添う姿勢が明確
日本総合研究所調査部 下田裕介副主任研究員

就職氷河期世代の問題に対し、政府が初めて省庁横断的な支援策を打ち出したのは2003年の「若者自立・挑戦プラン」だった。以来、さまざまな支援策が行われてきたが成果は十分ではなく、今回、政府が支援策の本格的な見直しを行ったことは評価できる。

当初、今年4月の経済財政諮問会議で有識者が示した支援策は、問題の実情を踏まえた内容ではなかった。その後、公明党の提言や厚労省の調整もあり、就労支援と社会保障の観点を組み合わせた当事者に寄り添う姿勢を明確にした支援策となり、一歩前進した。

とりわけ、地域レベルでつくられる支援機関の中に、ひきこもりの家族会を加えた点は評価したい。問題の実情をより理解した人の声を反映させる取り組みは大切だ。就職氷河期を経験した同じ世代を擁するNPO(民間非営利団体)なども交えれば、さらに当事者目線に近い意見が得られるだろう。

課題も指摘しておきたい。教育訓練や資格取得への支援が盛り込まれたが、企業が求めるスキル(技術)に訓練プログラムが必ずしも合致していない現状を改める必要がある。正社員をめざす人にとって企業側が求める資格の取得支援かどうかも問われる。

とはいえ、支援策が当事者に周知されなければ意味がない。ハローワークにポスターを掲示するような従来の方法では足りない。SNS(会員制交流サイト)といったデジタルツールを駆使して確実に情報を提供すべきだ。

その上で、就職氷河期世代の支援で求められることは、従来とは異なる柔軟な発想に基づく政策運営である。

この世代は就労経験や熟練度の幅が大きく、望む目標や自立の姿も多様だ。正社員になれずに非正規を続けざるを得なかった人や、ひきこもりが続いてきた人は、自分を否定され心に深い傷を負い、外出することに苦労している人も少なくない。

こうした実情を基に自立のあり方を考えれば、企業に属して通い勤めることだけが社会的自立ではなく、例えば、この世代が比較的得意とするデジタルスキルを活用した在宅活動も選択肢の一つとして考えてもよいのではないか。

支援策は正社員になることを一つの目標に掲げているが、働き方や自立が多様化する中、それだけがゴールではないと考える人もいるはずだ。非正規雇用の定年後の年金受給の充実や処遇改善も並行して行い、将来だけでなく現在も含め、不安を和らげたい。

就職氷河期世代が抱える問題は、かつては「本人の甘え」「自己責任」といった認識が少なくなかった。しかし、不遇の時代を過ごした人たちへの支援を怠れば、今後は「貧困」の問題などに直面する恐れがあり、社会基盤や経済・社会保障の安定的な運営も脅かしかねない。対策が急がれる。

就職氷河期世代

1993年から2004年に学校卒業の時期を迎えた世代。90年代初めのバブル経済崩壊後に新卒採用に臨まざるを得なかったため、無業や不安定な就労環境に陥っている人が多く、現在30代半ばから40代半ばに当たる約1700万人に上る。このうち、正規雇用を希望しながら非正規で働く人は約50万人、仕事をしていない人は約40万人に及ぶ。

 

しもだ・ゆうすけ 1979年生まれ。2005年(株)三井住友銀行入行。06年(社)日本経済研究センター出向を経て、08年から(株)日本総合研究所調査部。専門は内外マクロ経済。


見えない違い 私はアスペルガー

2019年06月12日 20時15分44秒 | 社会・文化・政治・経済
見えない違い ジュリー ダシェ(原作) - 花伝社
.
 ジュリー ダシェ(原作)マドモワゼル カロリーヌ(作画)原 正人()
発行:花伝社 

アスペルガー症候群

「見えない違い」見て 当事者の仏漫画 本人の感覚、ビジュアル化
毎日新聞2019年6月12日
アスペルガー症候群のフランス人女性のリアルな日常を色鮮やかに描いた漫画「見えない違い」(花伝社)の日本語翻訳版が反響を呼んでいる。原作者でアスペルガー当事者のジュリー・ダシェさん(34)は「当事者には一見してわからない(非当事者との)繊細な『違い』がある。違うから差別したり排除したりせず、社会の側が当事者への理解を深めてほしい」と訴える。【竹内麻子】
27歳の主人公・マルグリットは、ダシェさんがモデル。

書評掲載情報

2018-09-22 朝日新聞  朝刊
評者: ササキバラ・ゴウ(まんが編集者)
 

紹介

マルグリット、27歳。
本当の自分を知ることで、私の世界は色付きはじめた。

アスペルガー女子の日常を描く、フランスでベストセラーになったアスペルガー当事者による原作をマンガ化!

「アスピー」たちの体験談と、医師による日常生活へのアドバイスも収録。

大好評『マッドジャーマンズ』に続く、欧州発社会派コミック第2弾!

目次

専門医による序文(キャロル・タルディフ、ブリュノ・ジェプネ)
巻末解説「自閉症って何?」「アスペルガー症候群って、何だろう?」
・自閉症の歴史を少し…

・自閉症への理解が遅れているフランス

・フランスにおける現状

・アスペルガー症候群とは

・「アスピー」であるということ

・強いこだわり

・社会的インタラクション(相互作用)の困難

・感覚過敏

・その他の特性(自閉症の人たちの性的特性)

・適応するための戦略

・アスピーの強み

前書きなど

好き嫌いが多くて、周りの音が気になる、
大勢の人がいる場所も、お喋りもニガテ、
いつも彼氏を怒らせてしまう、でも動物は大好き……

版元から一言

アスペルガー女子の日常を描く、フランスでベストセラーになったアスペルガー当事者による原作をマンガ化!

著者プロフィール

ジュリー ダシェ  (ジュリーダシェ)  (原作

ナント在住の社会心理学博士。27歳のときにアスペルガー症候群と診断された。自身が運営するブログとYouTubeチャンネルは、累計で150万ビュー以上を誇る。

マドモワゼル カロリーヌ  (マドモワゼルカロリーヌ)  (作画

パリ生まれ。現在オート=サヴォワ県在住のイラストレーター、バンド・デシネ作家。

原 正人  (ハラマサト)  (

1974年静岡県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科フランス文学専攻博士前期課程修了。フランス語圏のマンガ“バンド・デシネ”を精力的に紹介するフランス語翻訳者。

 
 
 
 
 
 
 


札幌・死亡の2歳女児、やせ細り濃いあざ

2019年06月12日 19時49分59秒 | 社会・文化・政治・経済

「ママー」の泣き声も 児相「48時間ルール」守らず

6/7(金) 20:53配信 毎日新聞
札幌・死亡の2歳女児、やせ細り濃いあざ 「ママー」の泣き声も 児相「48時間ルール」守らず
詩梨ちゃんが死亡するまでの経過
 札幌市の池田詩梨(ことり)ちゃん(2)が暴行を受け衰弱死した事件で、詩梨ちゃんの発見時の体重が平均を大幅に下回り、濃いあざも体中に多数あったことが、捜査関係者への取材で判明した。北海道警が面会した5月中旬以降、母親と交際相手の男の2人による暴行が始まり、十分な栄養を与えない日常的な虐待も続いたとみて道警が調べている。

 捜査関係者によると、詩梨ちゃんの発見時の体重は、2歳女児の平均体重(12キロ)を大幅に下回る6~10キロとやせ細っていた。頭や背中などには強い力で殴られたとみられる濃いあざがあった。頭や顔にはけがもしており、道警は母親の飲食店従業員、池田莉菜容疑者(21)=同市中央区=と交際相手の飲食店経営、藤原一弥容疑者(24)=同=の2人を傷害容疑で逮捕した。

 事件のあったマンションに住む30代の女性によると、昨年秋ごろから昼夜を問わず、「ママー」「ギャー」という子どもの泣き声を頻繁に聞いた。男の声で「うるせえ」と怒鳴る声も聞こえたという。女性は子どもの姿を見たことがなく、声の低さで男の子と思ったという。泣き声は今月2日に途絶えた。「声がつぶれていたのかも。今も泣き声が耳から離れない」と話した。

 一方、札幌市児童相談所には昨年9月以降、住民から2度の通告があったが、児相は2度目の通告があった今年4月に安全を確認せず、5月に「虐待はない」と判断。政府は東京都目黒区の女児虐待死を受け、虐待通告から48時間以内に子どもの安全確認をするよう指示したが、児相はルールを守っていなかった。

 5月12日には道警にも「子どもの泣き声がする」と110番があった。捜査員が面会した際、詩梨ちゃんには複数のあざや頰に約1センチのけががあり、片足の裏にもばんそうこうが張られていたが、池田容疑者は「転んでできた」と説明。やせているがけがは軽く、緊急の保護は必要ないと判断し、児相にも虐待が心配される状況でないと連絡した。

 池田容疑者から6月5日早朝、「子どもが倒れ意識がない」と119番があり発覚した。【高橋由衣、源馬のぞみ、山下智恵】

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最終更新:6/7(金) 21:23
毎日新聞
札幌女児死亡 長期ネグレクトの疑い 交際開始が事件につながる?
6/11(火) 21:12配信 毎日新聞
札幌女児死亡 長期ネグレクトの疑い 交際開始が事件につながる?
詩梨ちゃんの自宅前で冥福を祈り、手を合わせる女性ら。花束やお菓子が手向けられていた=札幌市中央区で2019年6月11日午後4時56分、竹内幹撮影
 札幌市の池田詩梨(ことり)ちゃん(2)が衰弱死し、母と交際相手が傷害容疑で逮捕された事件で、詩梨ちゃんは亡くなる2~3週間前から、食事をほとんど与えられていなかった疑いがある。北海道警が明らかにした。昨年6月時点の体重は6.75キロで死亡時と大差がなく、たばこを押し付けたとみられるやけど痕やあざがあった。道警は、母による長期のネグレクト(育児放棄)に加え、交際相手との関係が深まるにつれ虐待がエスカレートしたとみて調べている。

【詩梨ちゃんが死亡するまでの経過】

 事件は12日、発覚から1週間を迎えた。

 「産まれた子どもが天使すぎてもう(陣痛の)辛(つら)さ忘れたよね」。母の莉菜容疑者(21)は2016年12月、出産の喜びをツイッターで発信。生後1カ月になると、「かわいすぎる!おっきくなるの早いなぁ」と投稿した。一方、17年1月末から「常に情緒不安定」「安心できる居場所がほしい」と不安を吐露。生後4カ月ごろの同年4月の投稿が最後になった。莉菜容疑者は詩梨ちゃんと2人暮らしだった。

 莉菜容疑者は繁華街・ススキノの飲食店で勤務。ススキノで別の飲食店を経営していた藤原一弥容疑者(24)と今年に入って交際を始めたとされる。2月には藤原容疑者のマンションの近くに転居した。

 札幌市によると、詩梨ちゃんが1歳半の乳幼児健診を受けた昨年6月、体重が標準より約3キロ少ない6・75キロ、身長も約10センチ低い68センチだった。莉菜容疑者は「よく食べている」と話し、あざなどは確認されなかった。

 市児童相談所に最初の通告があったのは昨年9月。今年5月には3回目となる通告を道警が児相に行うとともに、警察官が莉菜容疑者と面会した。道警関係者らによると、足の裏やほおにばんそうこうが貼られていたが、莉菜容疑者は「ヘアアイロンを踏んだ。ほっぺの傷は台所の台から落ちてできた」と説明。「傷口が広がる」などと強く抗議し、警察官はばんそうこうの下を確認しなかった。

 事件は6月5日、詩梨ちゃんが心肺停止の状態で病院に運ばれて発覚。体重は6キロ程度と平均の約半分しかなく、司法解剖で衰弱死と判明した。おむつだけを着用した状態で、周囲に嘔吐(おうと)した痕跡があった。【源馬のぞみ、真貝恒平】
札幌女児死亡 児相緊急性評価せず 厚労省の要請無視 「判断に甘さ」

毎日新聞2019年6月8日
札幌市の池田詩梨(ことり)ちゃん(2)が衰弱死し、傷害容疑で母親と交際相手の男が逮捕された事件で、札幌市児童相談所が厚生労働省の求めに反し、虐待の緊急性を評価する「リスクアセスメントシート」を作成していなかったことが7日、児相への取材で分かった。
【詩梨ちゃんが死亡するまでの経過】
<札幌女児死亡 道警面会に児相同行断る「行くべきだった」>
<札幌で死亡の2歳女児、やせ細り濃いあざ 「ママ-」の泣き声も>
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 緊急性は市児相が定める3段階評価のうち、2番目の「早急」に該当する可能性があった。北海道警の捜査で、詩梨ちゃんの体にあざが複数あったことが既に判明。体重も2歳女児の平均を大幅に下回るなど、重大な事態を招いており、児相の対応のずさんさが浮き彫りになった。
虐待の通告があった場合、各児相は客観的に緊急性を判断するため、シートに基づき、身体的虐待やネグレクト(育児放棄)などの項目をチェックする。

 市児相によると、昨年9月に通告があった際は母親の飲食店従業員、池田莉菜容疑者(21)=同市中央区=と面会、虐待ではないと判断したためシートを作成しなかったという。

 一方、今年4月に2度目の通告を受理した後は池田容疑者と連絡が取れておらず、児相は「本来であれば作成しなければいけないケースだった。9月に会えたため判断の甘さが生じた」と釈明した。
5月に母子と面会した北海道警から情報提供があった体のあざを考慮すると、児相自らが確認していれば、緊急性は「早急」に該当する可能性があった。池田容疑者と共に逮捕された交際相手は、飲食店経営、藤原一弥容疑者(24)=同。

 リスクアセスメントシートを巡っては、東京都目黒区で昨年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5歳)が両親から虐待されて死亡した事件でも、香川県の児相が作成していなかったことが厚労省の報告書で問題視されていた。


“虐待”は1歳の頃からか、札幌2歳女児衰弱死

2019年06月12日 19時36分18秒 | 社会・文化・政治・経済

6/10(月)
札幌で2歳の女の子が暴行を受け、衰弱死した事件。死亡した女の子は「育児放棄」とみられる扱いを1歳ごろから受けていたことがわかりました。

 懸命に指を伸ばす赤ちゃん。生後、間もないころの池田詩梨ちゃんの様子です。その詩梨ちゃんが死亡したのは今月5日。死因は衰弱死でした。

 傷害容疑で逮捕されたのは、母の池田莉菜容疑者と交際相手の藤原一弥容疑者です。

 「ことりめんこい。最近、寝返りうちそうになってきた」(池田容疑者のツイッター)

 詩梨ちゃんが生まれたころ、池田容疑者が投稿したとみられるSNSです。娘の成長を喜ぶコメントが溢れていました。

 しかし、1歳を過ぎたころ、ある異変がみられたといいます。

 「本当にガリガリで、細すぎて絶対ごはんをあげていないよねと保育士どうしで話していた」(詩梨ちゃんが通っていた保育園の元保育士)

 母の池田容疑者は・・・

 「全然、迎えに来ないので2日間泊まりで(預かり)連絡してもとれない状態、そういうことが頻繁にあった」(詩梨ちゃんが通っていた保育園の元保育士)

 一方、児童相談所のずさんな対応も明らかになってきました。先月13日、住民から通報を受けた警察は児童相談所に面会に同行するよう要請しましたが、児童相談所は「当直態勢がない」などの理由で同行しませんでした。

 「信頼できる関係機関、警察サイドでいったん母子面会をして、子どもの状況も目視しているので、そのときの判断としては妥当なもの」(札幌市児童相談所 高橋誠所長)

 また、児童相談所が裁判所の許可を得て強制的に部屋に立ち入る「臨検」についても警察から検討するよう伝えられましたが、実施されることはありませんでした。

 「(詩梨ちゃんについて)ずっとひやひやしていた。そう思っている中での事件。かわいそう」(詩梨ちゃんが通っていた保育園の元保育士)

 児童相談所は10日午後、会見を開き、当時、警察とのやり取りの中で、職員に「臨検」という認識はなかったと強調しました。札幌市は他に虐待されている子どもがいないか再点検するとしています。(10日17:55)

TBS系(JNN)


2歳衰弱死 死亡前に無理やり食べさせたか

2019年06月12日 19時30分03秒 | 社会・文化・政治・経済

6/12(水)
札幌市で2歳の女の子が衰弱死した事件で、逮捕された母親と交際相手の男は事件の発覚を恐れ、女の子が死亡する直前になって食べ物を無理やり食べさせたとみられることが新たに分かった。

札幌市の池田莉菜容疑者と交際相手の藤原一弥容疑者は、池田容疑者の娘の詩梨ちゃん(2)に暴行を加え、けがをさせた疑いで逮捕された。詩梨ちゃんの体には殴られたようなあざが多くあったほか、タバコの火を押し付けられたような痕も複数あった。

詩梨ちゃんの死因は衰弱死で、死亡する2週間ほど前から食べ物をほとんど食べていなかったとみられている。

その後の捜査関係者への取材で、司法解剖の結果、詩梨ちゃんの胃の中には少量の食べ物が残っていたことが新たに分かった。見つかった時、詩梨ちゃんは食べ物の一部を吐いた状態で、このことから警察は池田容疑者らが事件の発覚を恐れ、詩梨ちゃんが死亡する直前になって食べ物を無理やり食べさせたとみて当時の状況について詳しく調べている。
最終更新:6/12(水) 11:54
日本テレビ系(NNN)


人間は学ぶことによって人間となる

2019年06月12日 15時33分28秒 | 社会・文化・政治・経済

一人の内面を変革し、地域・社会、世界を変える。
崇高な理念の基、人生は良い方向へ動き出す。
教育、そして対話こそが、現代社会の危機を解決する鍵である。
価値創造の文化、平和のための対話、人間の成長を促進し、より良い社会と世界の構築に貢献する。
平和な社会の建設に貢献することは教育者たちの責任である。
その責任感を深めていくことが肝要である。
ではどうすれば、、そうした方向に人々を、社会を向かわせることができるのか。
それは、教育によって可能となる。
家庭で学ぶ価値観や倫理、さらに学校での教育、また集団生活での経験を通して、人間は育まれる。
そのために、教育者の養成が非常に重要である。
新たな世代に影響を与える教育者の責任は大きい。
ゆえに停滞なく、多彩な教育者を育成することが望まれる。
また、教育者には、知識を深めるとともに、人間として成長し続けることが求められる。
「対話」と「合意形成」が重要な役割を果たす。
対話と合意形成のためには、言葉や理性、感情といった、人間に内在する能力を発揮しなければならない。
中身のある言葉を発するためには、感情と理性の均衡を保つことが重要よなる。
社会全体が「人間」を見失い、「人間の幸福」という根本の目的を忘れてしまえば、人類が直面する課題の解決は困難となるだろう。
人間は学ぶことによって人間となるのであり、新しい教育の形つくらなければならない。
万人が平和思想と生命尊厳の価値観を共有し、理解しながら共存するためには、人生観の変革を伴う持続的な人間の内発的な力の開花が必要だ。