解説
第2次世界大戦下のハンガリーでナチス兵に成りすましてユダヤ人の救出作戦に身を投じた青年の物語を、実在の人物ピンチャス・ローゼンバウムをモデルに映画化した戦争サスペンス。
1944年、ナチス・ドイツ同盟国のハンガリーは戦火を免れていたが、国家元首ホルティが連合国との講和を模索していることに気づいたナチス軍がブダペストに侵攻、アイヒマン指揮下でユダヤ人の一掃作戦に乗り出す。
労働奉仕に収監された青年エレクは収容所から逃亡し、離散した家族や仲間を探し出すことを決意。
愛する女性ハンナの助けでナチス将校の制服を手に入れた彼は、ナチス兵に成りすまして大胆な行動に出る。
主人公エレク役に「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のジョナス・アームストロング。共演に「ガンジー」のベン・キングズレー。
ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2018」上映作品。
ハンガリーの知られざる英雄伝説。
ナチス軍を欺き、ホロコーストからの大救出作戦に命を懸けた男の生き様を描く戦争ドラマ。
ストーリー
第二次世界大戦中の1944年。
戦況が連合国側に傾く中、ハンガリーの執政ホルティは連合国との講和を模索する。
だが、その動きを察知したドイツは同盟国であるハンガリーに侵攻し、ユダヤ人一掃作戦を開始。労働収容所に収監された青年エレクは、ナチスになりすまして家族や仲間を探し出そうとする。
親ナチスの矢十字党うのも知らなかったし、スイス保護状というものも知らなかった。
それまでの摂政ホルティ(ベン・キングズレー)はソ連軍との休戦を画策するが、それがナチスに知られることとなり、矢十字党のサーラシがクーデターで政権を掌握することになった。
ソ連軍侵攻。そんな国の危機が迫る中でも矢十字党はユダヤ人を銃殺しようとしているのだ。
監督
マーク・シュミット
制作国 アメリカ、カナダ、ルーマニア、ハンガリー
出演者
ジョナス・アームストロング
ベン・キングズレー
ハンナ・トイントン