9/13(日) 14:46配信
KHB東日本放送
宮城県知事と仙台市長
宮城県の村井知事と仙台市の郡市長らは、新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、緊急の共同記者会見を開き、県民に感染防止の徹底を改めて呼び掛けました。
村井知事
「若い人たちは行動力があり、たくさんの人たちと接する機会が多いことから、十分に注意していただきたい。特に、仙台市や多賀城市、塩釜市の酒類を提供する飲食店や接待を伴う飲食店ではクラスターが発生していて、近い距離でマスクを着用せず、長時間会話や飲食をしていた状況であったことが確認されている。飲食を共にする場では、お互いに適度な距離を保つ、会話をする際にはマスクの着用や『3密を避ける』などの行動を意識し、利用者自体が気を付けるだけではなく、店舗の側からも利用者に対しては声がけしていただくようお願いしたい。このような状態が続くと、患者が大幅に増加し、医療提供態勢や地域経済に、これまで以上に大きな打撃が懸念される。県民・市民・事業者の皆さまは、引き続き感染予防対策に取り組んでいただくようお願いします」
県内の感染者は18日連続で確認されていて、11日と12日には1日当たりの感染者が10人を超えています。県内の感染者は累計で302人となっています。
8月下旬以降の感染者を見ると、20代から30代の若年層が6割を占めているほか、接待を飲食を伴う飲食店での40代・50代の感染も確認されています。
現在、県内では入院中が31人、ホテル療養中が12人、自宅療養などが32人と合わせて75人に上っています。これまで最多だった4月18日の70人を超える状況です。
県は感染が拡大していることを受け、病床を確保する際の県独自の指標「みやぎアラート」を現在のレベル2からレベル3に引き上げました。
村井知事
「現在、過去最悪の状態に陥ってしまった。これから寒くなり、インフルエンザの患者と新型コロナウイルスの患者が増えると病床がひっ迫してしまう。命の選別をしなければならない事態が想定される。それを一番恐れている」
東日本放送
最終更新:9/13(日) 14:57
KHB東日本放送