映画 不撓不屈

2022年02月05日 11時15分58秒 | 社会・文化・政治・経済

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見どころ

高杉良の原作を森川時久監督がダイナミックに描く。主人公の税理士に滝田栄、妻に松坂慶子、対立する国税局員に三田村邦彦など、日本映画界を代表する俳優が集結。
 

経済や金融業界のリアルな姿を垣間見たいのなら、映画がおすすめ! 特に本を読むのが苦手な人や異業種で働く人には、映像で見るのは分かりやすく、2時間程度なので手っ取り早い。

実話をベースにした作品もあるので、世の中の経済事件を理解するのにも一役買ってくれる。多少専門用語も出てくるものもあるが、映画をきっかけに勉強してみるのもおすすめだ。エンターテインメントとしても楽しめる、おすすめの1本を紹介する。

高杉良による同名小説を映画化した社会派ドラマ。中小企業の権益を守るため、国を相手に闘った一人の税理士・飯塚毅氏の半生を描く。当時、この出来事は「飯塚事件」として知られ、国会でも取り上げられるほど注目を集めた。その闘いは7年もの間に及ぶ。なお、飯塚氏は「TKC(栃木県計算センター)」の創設者でもある。

あらすじ・解説

税理士の飯塚毅(滝田栄)は、中小企業の経営と従業員への利益還元をのため、取引先に別段賞与制度を推奨していたが、国税局は節税手段としての同制度を認めようとしなかった。
昭和37年、飯塚は国税局を相手取り、訴訟を起こすが、敗訴による権威の失墜を恐れた当局は、飯塚が関与する企業に落ち度がないか捜査を開始する。

解説: 中小企業の権益を守るため、国税局へ闘いを挑んだ実在の税理士を主人公に、高杉良の同名原作を映画化した人間群像ドラマ。

『わが青春のとき』の森川時久監督がメガホンを取り、戦後日本経済史上、まれに見る経済事件“飯塚事件”を通して、迷走する現代の日本経済界へ経済モラルのあり方を問う。
自身の税理士倫理に基づき、文字通り“不撓不屈”の精神で国家権力と闘い抜く主人公にふんした、名優・滝田栄の力強い演技に胸打たれる。

「別段賞与」と「旅費日当」による節税指導

別段賞与とは、今でいう決算賞与のこと。大企業と比較して経営基盤が脆弱な中小企業を支援するために飯塚氏が考案した。企業が大きな利益を出した際に従業員に対して特別賞与を支給する。だが、すぐには支払わず、未払金として損金に計上。未払い金は従業員に利息を支払いながら事業の運転資金にできるというものだ。賞与の支給は資金事情が好転した時でよく、当時の税法上では問題ないものだった。
また、旅費規程を定めると旅費日当は経費として算入でき、非課税所得となることから、飯塚氏は節税のために1日あたり2000円というように日当を高めに設定することを勧めた。映画内でも語られるように、当時の総理大臣の日当が700円だったというから、その金額は破格であったことがよくわかる。

“不撓不屈”の姿勢を支えた家族との絆

上記の節税対策を国税庁は節税ではなく脱税指導だとして、飯塚氏を徹底追及。嫌がらせのように弾圧的な税務調査を繰り返したが、違法なことは何もしていないとして飯塚氏はひるむことなく真っ向からに国税庁に立ち向かう。

一介の税理士が、国税庁という大きな権力機関を相手に闘うことは生半可なことではない。事実、闘いの中で顧客や従業員たちの大半を失っていってしまう。それでも飯塚氏が権力に屈することなく、闘っていけたのは家族との絆があったからだということが伝わってくる。
息子から手紙をもらうシーンや、妻・るな子(松坂慶子)が事件の渦中にあっても大らかにふるまう姿、そして夫を守るためには時には単身で大胆な行動に出る頼もしい姿に胸が熱くなるはずだ。

文:M&A Online編集部

 

大企業に勤める人以外は必見

またもや高度成長期の物語。輝かしい日本企業の活躍の裏にはこうした事件が隠されていた!知らなかった・・・

貴乃花が大関推挙伝達式において「不撓不屈の精神で」という口上によってニュースになったが、この「不撓不屈」という言葉は流行語大賞には選ばれなかった。しかし、皮肉なもので2年後には宮沢りえの「すったもんだがありました」が見事流行語大賞に選ばれた。

そんなこんなでこの映画は1人の税理士が国家権力である国税局と対決する実話に基づいた物語。国税局といえば『マルサの女』を思い出しますが、この「マルサ」という言葉は1987年に流行語大賞に選ばれています。

 『マルサの女』を観て国税局のかっこよさに憧れた人も多いでしょうけど、この『不撓不屈』を観ると考えがガラリと変わるはずです。大企業を優遇した税制、中小企業イジメ。時代は高度経済成長期であるため、弱い者から税金をふんだくろうったって、全体の税収からみれば微々たるものなんです。脱税はさすがに許されないことですが、合法的な節税であれば問題ない。それを国税局は税理士法改正のために反抗する者を脱税者として排除しようとする。その横暴なやり方に反旗を翻した男、飯塚毅が目をつけられることになった・・・

 全体的に飽きさせることのない展開で、迫力ある映像もないしアクションだってもちろんない。弱者のために正しいことをやっているんだという主人公の信念に心を揺すぶられて、不当な捜査に怒り震えるといった心的迫力が全てなのです。

国税の嫌がらせのため離れていく顧客や不当逮捕のためやむなく退職する従業員にも心を痛め、相手を貶めることを潔しとしない飯塚に惚れ惚れしてしまったくらい。う~ん、よかった。大企業に勤める人以外は必見かも。

「不撓不屈」は「ふとうふくつ」と読み、強い意志を持ちいかなる困難や失敗にもくじけないことを指した言葉です。 
「撓」という文字には「曲がる」「くじく」という意味があり、読み下しである「くじけずくっせず」がそのまま「不撓不屈」の意味合いを表しています。

スタッフ・キャスト

監督
森川時久
原作
高杉良
脚本
竹山洋
  • 滝田栄

    滝田栄

  • 松坂慶子

    松坂慶子

  • 三田村邦彦

    三田村邦彦

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人はなぜ自殺するのか? 

2022年02月05日 10時48分43秒 | 社会・文化・政治・経済

Ⅰ  はじめに

「自殺予防のために精神科医療に何ができるのか」.この疑問が,筆者をして本書執筆へと向かわせた起点であるが,ここでは,あえて逆方向から問いを立ててみたいと思う.いわく,「人はなぜ自殺するのか?」

この問いに答えるのは容易ではない.自殺学の祖 Edwin Shneidman は,自殺に共通する 10 の特徴を明らかにしているが,そこから漠然
と見えてくるのは,自殺という行動の背景には,「耐えがたい精神的苦痛」や「満たされない欲求」,「絶望感と無力感」といった否定的感情が存在するということである.

そして,Shneidman の考えに従えば,その否定的感情

第1章
人はなぜ自殺するのか?
自殺の対人関係理論に基づく予防と治療・
援助の基本
表 1-1 自殺に共通する 10 の特徴
(Shneidman ES. Definition of suicide. 1985)
・自殺に共通する目的は,問題を解決することである.
・自殺に共通するゴールは,いっさいの意識活動を止めることである.
・自殺に共通する動機は,耐えがたい精神的苦痛である.
・自殺に共通するストレッサーは,満たされない欲求である.
・自殺に共通する感情は,絶望感と無力感である.
・自殺に共通する認知の状態は,両価性である.
・自殺に共通する認識の状態は,心理的な視野狭窄である.
・自殺に共通する行動は,脱出である.
・自殺に共通する対他的行動は,意図の伝達である.
・自殺に共通する対処パターンは,それまでの人生において繰り返されてきたものである.

2 もしも「死にたい」と言われたら 

苦痛が耐えがたい強度で持続し,逃げ出すことができない状況へと
至ったとき,人は心理的視野狭窄に陥り,困難な状況から脱出する唯一の方法として自殺を考えることとなる.
とはいえ,自殺を考えた人がすべからくそれを行動に移すわけではない.
2007 年に内閣府が行った国民意識調査(2008 年)によれば,ランダムに抽出された国民のうち,これまでの人生で少なくとも 1 回以上「本気で死にたい」と考えたことがある人は,調査対象者の約 2 割にも達していたという.
いうまでもなく,この 2 割の人の大半は生涯自殺することはない.この事実は,自殺を考えることは,人間にとって比較的ありふれた現象であり,自殺を考えた人のうち実際に行動に移すのはごく一部にすぎないことを示している.

それでは,人はなぜ自殺するのか.

本章では,この問いに対する一つの回答の試みとして Thomas Joiner らの「自殺の対人関係理論」(Joiner et al, 2009: Van Orden et al, 2010)を紹介し,この理論にもとづいた評価や実際の治療・援助に関する基本理念を確認しておきたい.

Ⅱ  自殺の対人関係理論とは
すでに述べたように国民のおよそ 2 割は真剣に自殺を考えたことがあるが,そのほとんどは行動に移していない.もちろん,将来への希望や期待が多少とも残されていたり,仕事上の責任や残される家族への配慮などが歯止めになったりはするのだろう.

しかし,本能的もしくは原始的な部分で人に自殺を思いとどまらせるのは,何といっても,死に対する恐怖感や自分の身体を傷つけることに対する抵抗感である.
Joiner ら(2009)はこの点に注目し,自らの自殺に関する理論の出発点とした.彼らによれば,人が自殺行動を起こすのには,自殺に対する心理的なハードルが下がるプロセスが必要であるという.つまり,自殺願望を行動に移すには,死に対する恐怖感が減弱したり,自分の身体を傷つけることに
 

人はなぜ自殺するのか? 

慣れたり,身体的疼痛に対して鈍感になったりするという,一種の準備状態が必要なのである.こうした能力のことを Joiner らは,「獲得された自殺潜在能力(acquired capability for suicide:以下,自殺潜在能力と略す)」と名づけており,自殺願望に自殺潜在能力が加わったときに自殺が行動化されると指摘している.
ついでにいえば,自殺願望(=積極的な自殺念慮)については,後述する「所属感の減弱 thwarted belongingness」と「負担感の知覚 perceived burdensomeness」が重なることで生じる(いずれか一つでは,「もう生きているのが嫌だな」という消極的な自殺念慮にとどまる).

Joiner らによれば,自殺潜在能力は自殺行動を起こしやすい心理状態(「慢性自殺状態」)を準備し,その状態に,所属感の減弱や負担感の知覚によって生じた自殺願望が合流したときに,「急性自殺状態(切迫した自殺の危険)」を呈するという

1  自殺潜在能力
自殺潜在能力は,身体的疼痛への抵抗感の低さや慣れを反映している.自
図 1-1 自殺の対人関係理論
(Joiner TE et al. The interpersonal theory of suicide: guidance 
for working with suicidal clients, 2009)
所属感の減弱 負担感の知覚
自殺潜在能力
自殺願望
致死的もしくは
重篤な自殺企図

4 もしも「死にたい」と言われたら 

殺企図歴の存在は近い将来における自殺既遂を予測する危険因子として広く知られている.

実際,心理学の基礎実験において,自殺企図経験のある者はそうした経験のない者に比べて高い疼痛耐性を持っており,特に 2 回以上の自殺企図経験者では疼痛閾値が急激に上昇することが証明されている
(Orback et al, 1996).こうした疼痛耐性の上昇は,そのまま自殺潜在能力が高まったことを意味するという.

自殺潜在能力は,リストカットのような軽症かつ非致死的な自傷行為,あるいは摂食障害(拒食や過食・嘔吐)やアルコール・薬物乱用のような,自殺以外の意図から故意に自分の健康を害する行動によって高められる.

また,慢性疼痛を抱える経験,あるいは,格闘技やラグビー,サッカーなどの激しい身体接触を伴うスポーツ,戦闘やけんかなどによる暴力被害・加害の経験,頻回の外科手術など,疼痛と刺激誘発的な体験も自殺潜在能力に関係している.
たとえば,女性は男性の 2 倍,うつ病に罹患しやすいが,その一方で,自殺死亡率は,世界中のほとんどの国で男性は女性の 2 ~ 3 倍高い.

うつ病と自殺とをめぐる,このような矛盾した関係について,Joiner らは,男性は,けんかや激しいスポーツなどを通じて自殺潜在能力の高まりが顕著であり,それはうつ病によるよりも自殺に対する影響が大きい可能性があると考えているようである.

また,高齢者の場合,慢性疼痛を伴う持病を抱えている者が少なくなく,自殺潜在能力を高める要因として無視できない.
自殺潜在能力は,生来性の衝動性の高さとも関係がある.また,アルコールや薬物による酩酊は,死に対する恐怖感を減じ,衝動性を亢進させることによって,一過性に自殺潜在能力を高める.

さらに,自殺潜在能力は,自分自身が身体的疼痛を体験すること以外の出来事によっても影響を受ける.

たとえば,他者の身体損傷や疼痛の体験に遭遇したり,他者の死を目撃したりすることでも高められる可能性があるという.

このことは,身近な人に先立たれる体験を重ねている高齢者,あるいは,医療関係者における自殺死亡率の高さを説明する理由の一つとなるかもしれない.
その意味では,自殺潜在能力とは,「怖がらずに死を凝視する能力」といいかえることもできるであろう.

2  所属感の減弱
所属感の減弱とは,現実に人とのつながりがなく,孤立している状況を意味するとともに,「自分の居場所がない」,あるいは「誰も自分を必要としている人などいない」という主観的な感覚も含んでいる.
Joiner らによれば,この概念が自殺に関係することを支持する実証的研究は多数存在するという.

たとえば,子どもの多い母親は子どもの少ない母親よりも自殺率が低いという知見,あるいは,一卵性双生児は自殺率が低い,祝祭の時期や国全体が経済的に困難な時期,大規模災害や悲劇が発生した直後は,一般市民の連帯感は高まり,自殺率は低下する,さらには,大学への所属感の乏しさと学生の自殺念慮とは正の相関関係にあるなどといった知見がそれにあたる.

職場・学校でのいじめ被害やパワーハラスメント,家族との葛藤,虐待被害,単身生活をしていること,あるいは社会的な引きこもりの状態は,所属感の減少を引き起こしうる.

また,自分にとって価値あるものを喪失して生きがいを見失うことは,いわば「この世における自分の居場所」を喪失する体験であり,恥辱感を味わされることは,「立場(=自分が所属する集団での居場所)」を失う体験である.

さらに,精神科治療やカウンセリングなどの心理学的な援助を受けることに対する偏見,あるいはそのような支援資源へのアクセスの悪さが,結果的に所属感の減弱を強めることもある.
もちろん,精神障害の症状が,直接的もしくは間接的に所属感の減少をもたらすこともある.

抑うつ気分に影響された,自他に対する歪んだ認知が,「自分はひとりぼっちだ」,「誰も自分のことをわかってくれない」という感覚を増強したり,あるいは,職業的能力の低下が,その人に「自身の存在理由や生きがいを喪失した」という感覚を引き起こしたりして,所属感の減弱をもたらす可能性がある.

 


Light Ring.が考える心の健康

2022年02月05日 10時16分38秒 | 社会・文化・政治・経済

メンタルヘルスを直訳すると「こころの健康」となりますが、では“こころの健康”とは何でしょうか。

世界保健機構(WHO)による「精神保健」の定義では
「精神保健とは、生物学的(biological)、医学的(medical)、教育的(educational)及び社会的(social)な側面から精神健康を促進して、よりよい人間関係を作ることである」とされています。
つまり“こころの健康”とは、自分自身だけではなく、周囲の人との良好な人間関係などの「環境との相互作用」によって実現され、それによって自分が前向きな気持ちである状態を指すと、Light Ring.では考えています。
またこの“こころの健康”は、自らの主体的な意識と行動によって保つことができるものと考えます。
“こころの健康”については、一般的には「自分の弱さが原因でなるものである」
「一部の人だけで自分には関係ない」「自分ではどうすることも出来ない」などと思われています。

しかし、皆さんにもっと知ってほしいことは、「身体だけではなくこころも不健康な状態になる」ということ、「それは自分自身だけの問題ではなく良好な人間関係を作ることと関係している」ということ、そして「自らの意識や行動によってこころの健康を保つことが出来る」ということです。

2021年11月21日の東京新聞の朝刊(孤立からの犯罪 どう防ぐ 京王線死傷の男)に石井綾華が代表理事”死にたいという人に対しての対応について”をコメントしています。

【コメント概要】
「死にたいとサインを出す相手の話は最後まで聴き、アドバイスせず本音を吐き出してもらうことが大事だ」
「さらに自分で受け止められない場合は専門家の紹介窓口を紹介し、『どうだったか報告してね』と見守る姿勢をとることが大事だ」

NPO法人Light Ring.代表理事 石井 綾華(Ayaka Ishii)

高等学校保健体育副読本 ・精神保健福祉士
 ・若者自殺対策全国ネットワーク共同代表・設立発起人
 ・Social Skills Training (SST、社会生活機能訓練療法)初級指導者
・作新学院大学 経営学部 客員准教授
・自殺総合対策東京会議委員

【受賞歴】
・日本質的心理学会 国際フロンティア奨励賞 受賞(2015)
・東京大学「医の原点 感謝状」受賞(2017)
・公益財団法人こころのバリアフリー研究会
 「平成28年度こころのバリアフリー賞」受賞(2017)
・公益財団法人杉浦記念財団「第7回杉浦地域医療振興賞」受賞(2018)
・公益財団法人日本ユースリーダー協会「第11回ユースリーダー賞」受賞(2019)

【メディア】
・NHK総合 おはよう日本「自殺予防週間」出演(2012)
・NHK総合「クローズアップ現代 若者の自殺〜若者がホンネで話すため〜」
 スタジオ解説・VTR出演(2016)
・日本テレビ「スッキリ!」中学生の自殺報道についてコメント放送(2016)
・NHK「自殺防止を大学生が話し合い」報道ニュース放送(2016)
・毎日新聞朝刊「夏休み前の子どもの自殺」報道の検証記事(2018)
・The Japan Times「An unorthodox approach to tackling youth suicide」(2019)                                                          ・NHK総合「日曜討論」(2021)など多数。

自身の「摂食障害」での入院体験や家族のアルコール依存症などの原体験を基に、「こころの病」は、医師だけが直す対象である「病気」ではなく、医師含め社会全体で解決を目指すべき「社会問題」だと考える。

その後、心の病の社会課題が引き起こす社会構造を自身なりに分析し、「誰もが、そばに居て、自分を受け入れてくれる人を見つけること」が、最も課題解決のために必要な答えであると考える。

Light Ring.は石井の経験則と実践学習を基に、「自分の大切な人を受け入れ、そばで支える」ための「受容力」「理解力」「知識力」を身につける養成事業及び、実生活で支援を行いながら、こころの病の社会課題の解決に活かしていく、支援事業を展開する。

一般市民が、専門家との役割分担を行いながら、友人や家族の周囲の方のソーシャルサポートを学べる教育機会と仲間との出逢いの場を創出する。日本の若者自殺うつ問題を、「同世代」の支え合うモデルで解消できる未来を目指す。