土屋 守(著)
紹介
『私のいじめられ日記』の読者から寄せられた、いじめられた体験といじめ体験をつづった500通もの手紙。
その驚くべき実態をもとに、当事者の親として、精神科医として、現代のいじめの構図を分析し、対策から人権教育のあり方までを提言する。
目次
はじめに
第一章 現代のいじめとは?
──いじめ概念の変化
第二章 現代のいじめの構図──三角構造と傍観者の存在
第三章 うちの子に限って──いじめっ子像・いじめられっ子像。
役割の変易性と現代の子ども像
第四章 いじめ・人権・人間の尊厳をどう教えるか──学校、家庭、地域社会での対応
第五章 いじめられによって子どもが受ける心の傷
第六章 いじめられの早期発見──「うちの子(クラス、学校)に限って」という親や学校の根拠のない確信の危険性第七章 学校・教師批判の実際第八章 「日記療法」の意味おわりに
著者プロフィル
土屋 守(ツチヤ マモル)
1936年、埼玉県生まれ。京都大学農学部、国際基督教大学大学院教育学研究科修士課程で2年間学んだ後、高校教員に。後に鳥取大学医学部を経て、精神科医として現在「京都心身・学習総合カウンセリングルーム」(075-593-5451)を主宰。共著に『受験を勝ちぬく生き方・考え方』『子供たちを元気にしたい──医者が見た、記者が見た不登校』(共に白揚社)、『私のいじめられ日記──先生、いいかげんにして!』『いじめないで!──私たちのいじめられ体験』(ともに青弓社)。
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。