政治に無関心な若者は、生活に直結する「政治の本質」を理解していないのである。
デンマークでは、20代の投票率は8割を超えているそうだ。
その背景には、「自分たりがつくっている社会は、自分たちで変えられる」という意識があるのである。
みんなが生きやすい社会をつくるためには、意思決定の場に多様な属性の人がいる必要がある。
そのためには、若い世代の積極的に政治に参加することが大切である。
極論であるが、自衛隊を軍隊として、韓国のような徴兵制度とする。
これが現実になるとしたら、その制度に反対する若者たちが、これまでになく政治に強い関心を示し、政治に対して真摯に真剣な声を上げるはずだ。
その人が置かれている環境は、頑張れば報われる社会とする、その背景に政治の役割があるのだ。
現在の状況を変えるために、政治に対して若者も声を上げることだ。
では、なぜ、デンマークの若者は政治に高い関心を示しているのだろう?
政治の場に若者の代表がいない限り若い世代が政治に関心を持つのは難しいだろう。
デンマークでは、各政党に青年部があり、政党内でも、若者が意思決定に参加できる場が担保されている。
つまり、「自分がアクションを起こすことで社会は変えられる」という仕組みがあるから、若い世代の投票率も高い。