▼幸福は、自分で決まる。
自分の心で決まる。
強い心を持てば、景色が一変する。
強くあることが幸福なのだ。
そして、賢く生きることだ。
▼困難な何ごとかを克服するたびごとに、私はいつも幸福を感じましたーベートーべン
「この世になすべきことがたくさんある、すぐになせ!」
20代後半、人生最大の試練がベートーべンを襲う。
耳の異変に気付き、だんだん音が聞き取れなくなってしまうのだ。
それでも「僕の芸術は貧しい人々に最もよく役立たねばならぬ」と作曲を続け、民衆のための音楽を生みだしていく。
31歳の時には、日常会話に困るほど聴力が落ちていた。
「秀でた人間の主たる特徴―それは厳しい逆境のなかでの忍耐」と遺書に記した。
「芸術だけが私を引き止めた。ああ、私は、自分のなかにあると感じているものすべてを生み出すまで、この世を去ることができない」
「忍耐、それを今、私は自分の道しるべとして選ばなければならない」と決意をしたためている。
晩年は、耳はもう、ほとんど聞こえなくなっていた。
▼ベートーベンの生涯を書いた作家ロマン・ロランはベートーベンを評した。
「まるで悩みそのものような人間、世の中から歓喜を拒まれたその人間がみずから「歓喜」を造り出す―それを世界に贈りものとするために、彼は自分の不幸を用いて歓喜を鍛え出す」
ベートーベンはあきらめなかった。
彼の哲学、人生観の素晴らしさは、自分の信じる道をそのまま貫き通したことだ。
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