東京マルイのボルトアクションエアライフルVSR-10プロスナイパーをベースにしたカスタムガンのご紹介です。
サバイバルゲームのスナイパーライフルに求められる性能とは「飛距離」と「精度」、フルオートでバリ撃ってくる電動ガンに単発コッキングガンで対抗するのですからこれは絶対に必要です。そしてもう一つ外せないのが「静粛性」、大きな発射音では自分の居場所が敵にバレてしまいますし、反射神経の優れたゲーマーなら弾が到達するまでのわずかな時間でも素早く回避行動をとられてしまいます。その条件をすべて備えたスナイパーライフルがこのVSR-10 プロスナイパー カスタム流速サイレントなのです。
カスタム流速サイレントは名前の通り流速チューン・カスタムに属する施工内容で、加速に必要なインナーバレル長を短縮(カットはしていません)し、ピストンスプリングを強化することで射出力の向上を図っています。
ノーマルプロスナイパーのパワーピークが0.2g弾ゼロHOP時なのに対して、 カスタム流速サイレントは画像左の同条件時よりも画像右の0.28g弾HOP適正時に最大パワーを発生、空気抵抗や風の影響を受けにくい重量弾に対して十分なパワーと揚力(HOP)を加えることで飛距離と精度を向上させています。
そしてもう一つの特徴が発射音です。一般に流速チューンと言われるセッティングを行ったカスタムエアガンは「爆音」と評されるような大きな発射音がしてしまうものなのですが、このセッティングはちょっと違います。
カスタム流速サイレントは前述したように単純なバレルカットを行っていません。代わりに行うのがレゾネーター加工でインナーバレルとアウターバレルの間にある空間を反響空間として利用することで共鳴効果による消音を行っているのです。
その効果は画像左のノーマル発射音が92㏈なのに対して画像右の89.3㏈と-2.7㏈の減音効果を発揮、流速化で大きくなった発射音を抑えて更にノーマルよりも小さな発射音を実現しているのです。 *計測は銃口から直角に約50cm離れた室内で計測しています。
そしてプロスナイパーにもサイレンサーアダプターを装着すればサイレンサーを取り付けることができますので試してみました。結果はノーマルサイレンサーなしに対して-13.3㏈の78.7㏈、サイレンサーを使用しなくても十分静かですが更に小さな発射音となりました。
プロスナイパーならではロングバレルの精度と流速カスタムによる遠距離性能のUPに加えて小さな発射音で、サバゲースナイパーに求められる性能を凝縮したVSR-10 プロスナイパー カスタム流速サイレント、もちろんプリンキングを楽しむのにもムードバッチリに仕上がっています(笑)