以前は、タカ科に分類されていたミサゴだが、形態や行動の特異点から
最近(タカ科→ミサゴ科)に分類された。
写真はオスとメスで羽の模様で見分けるが、分かりやすいのは
胸の模様が薄いのがオスで、太くて濃いのがメスです。
ヨタカの営巣地に、仕事帰りの夕方に行ってみた。
午後7時過ぎ『キョッキョッキョッ・・・』と少しずつ
場所を変えながら鳴いていたが、ひらひらと2羽のヨタカが
上空を横切った。
今年も来ている!!
里山で、至近距離からサシバを撮影することができた。
『ピックイ-』と非常によく鳴くタカで、その鳴き声でサシバの存在がすぐに分かります。
写真の個体は頭の色が灰褐色なのでオスです。
サシバは、里山の代表的な猛禽で、その食べ物は、ネズミなどの小型の哺乳類や
カエルやヘビなどの爬虫類や昆虫です。
この猛禽が繁殖できる環境は、生き物が沢山棲んでいる豊かな農村で日本の原風景
なのです。
前から気になっていた谷津田にサシバを探しに入ると、いきなりサシバが飛び出してきて
杉の木のてっぺんにとまった。
『クイ~』とか『ピックイ~』とかよく鳴くタカだが、クイ~を強調して鳴いているときは
警戒の合図だから、その場から遠ざかるべきなのです。
11cm余りの小さな体から、こんな大きな声がよく出るものだと思う。
『チョイチョイ ビー』とか、酒飲みには『焼酎一杯グイー』とか
聞こえるらしい?
これがこの小鳥のさえずりだからまた面白い。
昨年、メスが入れ替わったペアが、久しぶりに繁殖に成功したようだ。
オスはコンパクトな体の狩りの名手で、巣を離れて30分もしないうちに獲物を
つかんで帰ってきた。