◆2018年、都立高校入試英語 96点以上が最多
都教育委員会のホームページでは都立高校入試の点数分布と各問題の正答率が公表されている。
今回はそれをまとめてみた。
◆英語の点数分布
普通は、中央付近が分布のピークになるグラフなのだが、今年の都立英語は違う。
2017年度は48点~51点だったが、2018年度は96点~100点がピーク。
さらに80点以上の割合が増加している
一言で言うとカンタンだったということだ。
続いて英語の正答率。
正答率40%以下の問題が1つしかない。
同年の数学では19問中、6問が正答率40%以下。正答率20%以下が3問も出ている。
というより、こっちが普通で英語が異常な易しさなのだ。
◆カンタンな理由は、誤採点問題が発端!?
この前の2018年度英語は、ほとんどが4択問題。
リスニング1問と、12点の英作文の計2問だけが記述だった。
しかし2017年度入試でも、記述はリスニングと英作文の2問。
出題形式が得点上昇の原因ではないと言える。
なお、2016年度は記述問題が4問、2015年度と2014年度は8問もあった。2013年度は7問。
都立高校入試で誤採点が大問題になり、2016年度からマークシートを導入している。
自然と4択のマーク問題が増え、運だけで得点を取ることも不可能でなくなった。
下位の都立高校では、英文を読める受験生などいない。
長文が絡まない文法問題は都立入試では出ないので、運がいい奴と記号の規則性を知っている者が受かる入試になっている。
(規則性については、以前書いた記事を読まれたい)
2019年度の入試は絶対に平均点が下がる。
これは過去の傾向からも明らか。
記述問題が増える可能性もある。それが平均点を下げる手っ取り早い手段だから。
Vもぎレベルの問題が解けるよう、準備をしておこう。
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