昨日に続いて22度くらいまで気温が上がった。そのせいかどうかキタキチョウが何匹も舞っている。蝶の仲間はシジミチョウとタテハチョウ位しかまだ見かけない。モンシロチョウやモンキチョウは現れない。ソバカスだらけのキタキチョウではあるが、良く見ると結構整然とした模様なのにビックリした。縁のデザインはおしゃれである。
蓮華草や野いちごの花も咲きだした。近寄ってしげしげと見つめると意外に面白い構成をしている。牛乳を一滴床に落とした時のクラウンに似た形だ。子供の頃から見慣れていたが、こんな風だとは思わなかった。横方向に展開しているハナビラだけでも「マメ科」と判る美しさだ。
野いちごの五弁の花も桜やリンゴの花に良く似ている。「バラ科」の仲間だから「当たり前だのクラッカー」であるが、中心部のおしべやめしべが緻密で精巧だ。普段は気にも留めない花々だが、良く見ると感動はあるものだ。
まだ早いだろうと思いつつ奥の池まで足をのばした。予想より早くガマの産卵は済んでいた。久しぶりに手に取ったが、プルプルのゼリー状が気持ち良い。ビオトープへの産卵の希望は消えてしまった。