トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

森を歩けば

2010-03-16 | 今日は真面目に

『用水の厚く氷を張りたるを聞きては寄せて叩く会友』Photo_2

『間伐の森にヒノキの香は満ちて光に舞いし林床の湯気』

『掛かり木の処理済みし森立ち入りて梢を見やる心たおやか』

『整備した林内ふらら歩きたる何故か嬉しき独り寂しき』

『今はまだ枯葉積りし林床もふた夏待てば林内みどり』


よくよく観れば

2010-03-16 | 小父のお隣さん

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 昨日に続いて22度くらいまで気温が上がった。そのせいかどうかキタキチョウが何匹も舞っている。蝶の仲間はシジミチョウとタテハチョウ位しかまだ見かけない。モンシロチョウやモンキチョウは現れない。ソバカスだらけのキタキチョウではあるが、良く見ると結構整然とした模様なのにビックリした。縁のデザインはおしゃれである。

 蓮華草や野いちごの花も咲きだした。近寄ってしげしげと見つめると意外に面白い構成をしている。牛乳を一滴床に落とした時のクラウンに似た形だ。子供の頃から見慣れていたが、こんな風だとは思わなかった。横方向に展開しているハナビラだけでも「マメ科」と判る美しさだ。

 野いちごの五弁の花も桜やリンゴの花に良く似ている。「バラ科」の仲間だから「当たり前だのクラッカー」であるが、中心部のおしべやめしべが緻密で精巧だ。普段は気にも留めない花々だが、良く見ると感動はあるものだ。

 まだ早いだろうと思いつつ奥の池まで足をのばした。予想より早くガマの産卵は済んでいた。久しぶりに手に取ったが、プルプルのゼリー状が気持ち良い。ビオトープへの産卵の希望は消えてしまった。