トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

頭上の卵塊

2010-05-22 | 小父のお隣さん

Photo_7 Photo_5 Photo_6

 棚田の畦を補修していて、呼吸を整えるため手を休めたら、北斜面から張り出した栗とヒノキの枝にモリアオガエルの卵塊が見えた。今年の初確認だ。でも直ぐに変な感じもした。その理由は「例年より卵塊が高い位置」なのである。

 二箇所確認できたが、おおむね8メートル、10メートルの高さに産み付けられている。枝の最下段の高さは4メートル位で、今まではこの高さでも産卵していたのだ。

 気になって他の産卵状況を確認したら尾根筋の溜池に一箇所だけ卵塊があった。この高さは更に高くて12メートルほどだ。

 たまたまなのか理由があるのかは判らないが19日か20日のどちらかで産卵したのは間違えない。

 今日はホトトギスの初鳴きも聞こえた。サンコウチョウも鳴いていたが両者、いえ両鳥とも「只今練習中」という感じで、思わず独り微笑む。これは少々恐ろしい。

 蛇の子も初見した。赤い斑点があったからヤマカガシだと思ったのだが、およそ30cmで後頭部に白い帯があった。幼態だけの特徴なのかカメラは暑いのでザックの上だった。取りに行く暇も無い、残念無念である。シマヘビは大きな個体をすでに見た。アオダイショウ、マムシはまだ出会っていない。

   


棚田の手入れ

2010-05-22 | 水辺環境の保全

Photo_2 Photo

 二日間の雨模様の後、21日は一転して暑くなった。棚田6枚のうち最下段が日当たりが良好だから作付けできるように代掻きをした。ついでに南側6尺ほど田の広さを拡幅した。

 代掻きと言っても三本鍬のみだから、したことにはならないが次回にトンボとレーキで仕上げることにした。そこまで済めば田植えはいつでも可能だ。

 一番面積の大きい3枚目の棚田は漏水箇所が多くて泥を新たに塗りつけた程度では止まらなかった。思い切って畦の幅を倍にして漏水を防止することにしたのだが、今の所、漏水は減少顕著だ。下側の斜面が乾燥してくれれば大成功である。

 暑くなったから脱水症状や熱中症には注意しなければならなくなった。昼過ぎには持参の水一リットルを飲み干して作業終了だ。