棚田でトンボの羽化が盛んだ。大半がムギワラ色のトンボだがウスバキなのかどうかは判らない。午前9時頃でも羽化直後の個体を見る事が出来た。
一体だけ前足で稲にぶら下がっているヤゴがいた。「これでは羽化できないだろう」と触れてみたら抜け殻だった。止まった葉が下部で折れてぶら下がったみたいだ。抜け殻は残っているから無事に飛び立ったことを信じている。
葦原の頃はトンボの飛翔など珍しかったが、今は静止していると麦藁帽子に止まりに来る。「ブブッ」と突然に羽音がするからビックリするが、オオスズメバチの羽音とはことなるから気楽なものだ。