ひとそよぎ万葉の落つ小雪かな
千秋に葉を落としけり大銀杏
山もみじ鎮守の森は黒きまま
ごつごつと花梨実を着け空の中
取水口の位置をより上部に移設する機会が想っていたより早く来た。会友のM氏がエンビ管を調達してくれたのだ。100Φ×2500Lの新品である。付き合いのある水道工事店から譲りうけた物だ。フィールドで活動していなくても、こんな形で役に立ってくれている知らない人も多いのだ。
早速、管を埋設して取水堰を拵えた。オーバーフローの水位より僅かに取水堰の水位が高いから、気持ちの良いほど水の流入がある。しばらくするとオーバーフローから溢れた水が水音を立てて、元の水流に落ちていくのが聞こえた。夏ではないけど久しぶりに聞く水音は心地よい。
気温が上がる昼ごろになると、まだアキアカネが飛翔する。寒さだけでなく餌の昆虫も少ないだろうと思うのだが、それは間違いだった。池の水面には沢山のハエの仲間とも蚋の仲間とも判明しない2mm程度の昆虫が着水しているのだ。
それはともかく、腕の痛さは普通ではないから整形外科に行くことにした。手当ては湿布だけだろうと判っているのだけれど…。