トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

鬼熊手

2010-12-12 | 今日は真面目に

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 市販の熊手は使い勝手が悪く作業にならないから鬼熊手を作ってみた。モデルは昭和30年代の山の落葉掻きの写真である。トーチを忘れコンロの火で曲げたから、曲がりが気に食わないが使い勝手は上々だった。

 一本目は真竹製であるが、二本目は孟宗竹で作成した。孟宗竹製は肉厚で耐久性はあると思えるし、何より自重で漏らさず掻き集める性能が好感度である。購入すれば300円前後であるのだが、これがなんとも頼りなく、ほとんど「使い捨て」に近い品質だ。住宅の周辺では利用できても山野の作業には役にたたなかった。

 前腕の痛みがあるから除竹作業は中止したのだが、鋸を使い鉈を使っての工作は、結果的に安静にしているとは程遠い一日となった。二日後には雨の日が来るので、休養日は実質お預けで、もう一日軽作業だ。


*季節は巡る

2010-12-12 | 温故痴新

 鉦たたき来ぬ夜となれば朧なり     去来

      カネタタキ来ぬ夜となりぬ神無月

 雨の日や門提げて行かきつばた    信徳

      雨の日や禿見せてゆく垣根端

 牛が大きくよこたはり師走風吹く     山頭火

      牛の多くが息絶えて初夏の風吹く