錦秋と言えどこの森黒き森かすり模様の山は厚雲
セキレイもカワセミも来て留めたりあの岩の色もみじに勝る
雨足が見えて霞むや谷向こう雨滴作りし点描と見ゆ
蒼き葉を押しのけ出でし黄葉紅葉全山ひとつ押し絵のごとく
錦秋と言えどこの森黒き森かすり模様の山は厚雲
セキレイもカワセミも来て留めたりあの岩の色もみじに勝る
雨足が見えて霞むや谷向こう雨滴作りし点描と見ゆ
蒼き葉を押しのけ出でし黄葉紅葉全山ひとつ押し絵のごとく
孟宗竹を除伐して日当たりが良くなった斜面には、常緑のツルグミが自生していたのだが、その樹に実が着いている。樹は大小あわせると8本ほど、大きいもので4尺程度だ。
10月に近くの遊歩道を整備した際、3mを越えるツルグミの樹があった。竹やヒサカキの間で枝を伸ばしていたが、おおかた、これが母樹になったのだろう。刈り出したから次のシーズンには採集できるかもしれない。
一方、この樹は今年10個程度しか着果しなかったのだけど、今度はもう少し堪能できそうだ。しかし、ヒヨドリに発見されてしまえば万事窮すとなってしまう、危うい期待でもある。
赤く大きめの実は、渋さが少なく美味しいのだが、ナワシログミやビックリグミほど着果が見られない。種も大きいからジャムやゼリーを作るにも難儀しそうだが、楽しみには違いない。