猛暑過ぎ花色寒きのこんぎく
去りし年心折れずに骨を折り
彼岸とはイーブンなりと独り笑む
喜捨なれば猪荒らす穂も頭垂れ
ヒノキ林の侵入竹除伐の、倒す場所確保のための空間がようやく繋がり、それによって林の一部が露出してきた。
ヒノキの肥大は悪く、当然と言えば当然だけれど、葉は上部に申し訳程度、帽子のようにしか茂っていない。すべて孟宗竹と競合した結果であるけれども、竹の全伐が済んで日射量が回復すれば、多少は葉の茂り方も回復する事を期待している。
今日は季節風が強く寒い一日だった。先日の初氷観測の日でも凍結しなかったトンボ池が凍結していた。寒いはずである。こんな日は作業を中止すると、途端に寒さを感じてしまう。気象記録の最高気温は8℃に達しなかったが、これは市内の気象台での数値、拠点小屋に到着した時の外気温は、小屋の温度計で0℃を指していたし、昼食時は5℃だったのだ。
林の一部とは言え顕わに出来たが、衣服を剥ぎ取って「寒々しい」というより、陽射しが入るようになったから「温かい」感じ方だ。でも一方では「痛々しい」風景でもある。