暑い時期の作業を少しでも快適に過ごしたいと、作業衣も作業衣専門店で販売されている物や、吸湿速乾素材のTシャツ、ジョギング用半袖など試してみた。しかし半袖などの皮膚の露出の多いデザインは不適だから、半袖の場合はアームカバーを併用している。
このアームカバー、作業衣専門店の品物は半値だが蒸れる。接触冷感・吸湿速乾などと謳っても有名メーカー製のスポーツ用品には敵わない代物だった。
いわゆる洋服のデザインは袖の開口部が小さく風の通りが悪いから、そこで考えたのは伝統的な和服の農作業衣だった。作務衣は作業に適うのだろうが筒袖の長さが暑苦しい。甚平の上着は涼しいけれど生地が作業に向かない。伝統的な作業衣用布、例えると「亀田縞」などの品が欲しいのだが入手は難しい。
機能性繊維で織り上げた和服地などないだろうから、中古衣料の子ども用の浴衣を購入し丈を詰め、帯を外して結び紐で閉じるようにした。甚平も作務衣も気になるのは胸元のはだけ様だったから、ボタンホールを一個つけ、はだけ無いようにして完成したのが写真の上着。
生地の丈夫さは満足のいく品質だが、炎天下の衣類内気候が快適なのかどうかは判らない。これにアームカバーを着けて作業すれば、衣服内の換気性能は洋服より格段に上がると踏んでいるのだけれど、着用した姿が、少々ダボシャツ風になってしまうのが気になる。
これで不快ならと、濃紺の作務衣を五分袖にし、スズメバチ対策に脱色した上着も用意した。早く天気になーれ。