トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

泥水地全景

2012-07-17 | 感じるままの回り道

Photo  幾筋もⅤ字侵食溝が出来てしまった棚田跡の泥水地がほぼ完成した。林道への出入り路の修正を始めてしまったから、もう1日程度作業が必要である。

  数年前の葦とノイバラの藪原は想像も出来なくなった風景がここにある。何よりもトンボ類と水生植物の復活が嬉しい。

 全体を見渡せば、逐次、思いつきで池を増やしてきたので統一感に欠けるけれど、それは事実関係であって、水辺の生物には何の関心も無いことである。この時期、アカトンボの羽化が盛んで、午前に池の周囲をめぐると、羽化直後の飛翔力の弱いトンボが多く水辺に止まっている。昨年には無かった光景だ。


ミネラル補給

2012-07-17 | 小父のお隣さん

Photo  暑い時期に熱中症にならないためには水分とミネラルの補給が欠かせない。泥水池の造成中にキタテハがまとわりついてくる。理由は直ぐに判った。汗を吸いたいのだ。

 タテハチョウ類は度胸があるのか無鉄砲なのか、いざとなると人を恐れず吸水、いや吸汗に来る。煩わしいので小生も吸水のため作業を止めたら、袖口に降りて吸い始めた。細い糸のような口でも皮膚感覚は覚知する。蚊が止まって動いている感覚だ。

 人も昆虫も暑い時は水分要求度が高くなるのは同じらしい。林道の絞り水で湿っている部分にはアゲハチョウやアオスジアゲハが集まり始めている。湿っていれば何処でも同じではなく、毎年、降りる場所は決まっている。これも成分の微妙な違いを認識しているのであろう。

 チョウはミネラル分を香りで覚知している事になる。小生も拡池している。