降ったり止んだりの空模様で作業もままならず、刈り払いの必要度を確かめにフイールドを見回った。
気温は連日真夏日で熱帯夜、とは言え夜間の気温28℃程度なら涼しく感じる。少年の頃の夏休みに「暑い!」と寒暖計を見て「28℃」だったのを今でも記憶しているが、それはどうでも良い。
今年ようやく結実した「四つ溝柿」の主要な枝がむしり取られているのを発見した。5本中4本が被害に遭っている。全てが幹の樹皮と共に裂けたように見える。
猪が足をかけたか喰らいついて引き裂いたかのどちらかだろう。植栽直後は掘り抜かれるし、渋柿とは言え結実したらこうである。これでは真夏日も猛暑日も大したことは無く、腸から煮えくり返る。無駄な怒りだとは重々承知しているが得心は難しい。
裂かれたる枝を見下ろしふつふつと猪への怒り四肢にみなぎる