トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**一生懸命

2016-12-12 | 小父のお隣さん
 夏は見ぬボロ翅打産アカネなり水面に落ちて再びは無し

 残れるやカブト首への秋風は落葉吹き寄せ草場とせせり

 林道に落ち腹見せし亡きセミの脇の茂みに虫の音響く

 秋津雲空中戦も消え失せて水面に影無く飛ばず陽だまり

 幾世代見ても今期のオオトリもアカネ煌めき日溜りに居る

今日のトンボ「10日は、まだ居た!」

2016-12-12 | 小父のお隣さん
 12月も10日ともなればトンボの姿が消える頃となる。フイールド到着時には一匹も見いだせなかったのだが、陽だまりができ気温も上がる昼時に立ち寄ってみたら発見できた。小生なりに「温い場所なのだろう」と思えるポイントで餌を待っている。
 一匹だけかと思っていたら、舞い上がった折に三匹が絡み合いを一瞬見せたので複数いるのが認められた。思っていたより元気だ。

 オオアオイトトンボを探したが見つからず、もうマユタテアカネのみのトンボ池である。今日、元気な姿を確認できたとは言え、明日は消えてもおかしくない時節になってしまった。苦労の絶えない水辺の保全でも、こうやって命をつなぎ続けている姿を見られると、しもやけが痛痒くても、まあ、いいか…と思ってしまう。

         木質部は暖かい     マユタテアカネである

※追記
 10日は確認、11日も暖かかったからおそらく生存。さて本日12日、当地の「初氷日」となった。気温が上がった正午ごろに確認したいのだが、今日明日とも野暮用でフイールドへは出向けない。もう「ヒョウーッ!」である。こんな日、飛翔が見られれば感動するだろうに、爺様としては感動は命の糧である。