トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

冬越しは体力勝負だ!?

2016-12-21 | 小父のお隣さん
 連日の降霜、泥水池の氷結で、水見回りしても生物の姿は日向のハエ程度で代わり映えしない。産卵孵化が遅かったアサギマダラの幼虫を確認に行ったのだが、体長10mm程度まで育った個体は生存していたものの、それ以下の個体の姿は無く、葉裏に黒くなって付着しているだけであった。

 まだ厳しい冬越しは始まったばかりなので、現在10mm程度まで育った個体も、これからどうなるか予断を許さない。あまり楽観的には考えられないけれど、考えてみたところでどうなる物でもなく、そこは自然の成り行き次第…
 キジョランの自生株が多い高尾山周辺と当地との気象条件の違いは理解していないけれど、自生株が多い事は越冬幼虫も多いのであろうと漠然と思っている。それはともかく、食草の量が足りるか心配だったのが、個体数減少で足りそうな気配である。
 まあ、喜んでいい事なのか悲しむべき事なのかよくわからん。で、虫の世界も「浮き世だなぁ」が実感。

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