トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

濡れ手は合わぬ、因果は巡る

2017-02-17 | 水辺環境の保全
 遂に吐水量が毎分4ℓまで低下した。取水升のフイルター清掃では効果が出なかった事になる。この日も厳しい冷え込みで自宅の池は凍結し、大丈夫だったキダチアロエの養成株も低温障害でで崩れてしまった。
 水の中に手を入れたくないから吐水口からポンプで吸水して見たが、これは経験則通り効果なしで、至近の排砂バルブを開けてみたものの泥水が数分出てチョロ水に変わり、これも効果なし。腹を決めポンプを搭載して隣沢へ運んだ。

 所定の圧注を15分程続けたところでフイールドにいるはずの会友Y氏に吐水状況の確認をしてもらった。「濁り水が元気に出ている」との電話を受け、更に10分程圧注を行う。これで一応の儀式は終了して撤退しフイールドの吐水口に確認に行った。
 期待は裏切られ毎分4ℓ程度で朝の吐水量と変わらないが、ここで落胆するのは早すぎる。強制通水させた後、吐水量が回復するのに1両日は必要な事が多いのである。

 この日、作業はここまでとしてポンプ類は車載したままにし、翌日の吐水量回復如何で再チャレンジである。「これが苦労の初めでしょうか」なんて歌詞があったが、誰のせいでもなく「身から出た水錆」、いいえ自錆で自らの瑕疵なのである。
 
 吸引 ➡  排砂バルブ ➡  結局は吸水口から圧注