トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

思ってもいなかった事…

2017-10-29 | 水辺環境の保全
 天候不順と玩具作りで久しぶりにフイールドでの保全作業。一つ片づけ帰り仕度を始めた頃、Y氏が「三日月池のカニ籠に何か入っていた」と言うから確認に行った。数か月も放置してあり餌もいれてない籠だから入る生物など居るはずもないと思っていたのだ。

 ところが半分水没している籠の中に突起物が見える。遠目にもカエルの頭部だと分かった。引き上げると大小3匹入っていたのである。一攫千金ならぬ1籠3匹だ。池の中の籠に入ったからヒキガエルではないと思いつつ、さてウシガエルかと言う確証も持てない。とりあえず帰宅して確認する事にしたが、餌も無い籠に何故入ったのか謎である…。

                    

 環境省の資料にアクセスしウシガエルの情報を得た。判別のポイントは「大きな鼓膜と背側線が無い」の二点で、これを実物と比較すると「鼓膜は小さく背側線?がある」。結果はヒキガエルと判断したのだが、ヒキガエルだとしても何故水域内の籠に入ったのかは分からずじまいだ。
 それはともかく籠の中でもバケツの中でも地上でも、ノッソリノッソリと動く様子で「ヒキガエル」と見当も出来んとは注意力三万、いいえ三割くらいで脳細胞の衰えを感じる。