トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

1人が盗れば「ハイ、それまでよ!」

2019-03-09 | 感じるままの回り道
 泥水地の中央部、クルミの樹下にフキノトウが起った。畳一枚分相当にようやく広がって今のところは盗られずに済んでいる。季節を感じる植物や景観としてとらえる人はまず皆無と言って良いだろう。
 ここまで来るのに何年かかったか両手の指では不足だけれど、今まで盗りに来ていた人が「仏心」で止めたとは思えない。おおむね年配者や高齢者が多いから病めたことに由ると思うのが妥当だろう。

 とは言えこの日も泥浚いをしていたら下の食草園に入り込むおやっさんがいた。前かがみで下を見つつうろついているから何しに来たかは一目瞭然である。小生の位置は3m程高いので気付かなかったようだ。
 立ち止まって手を下に伸ばしたところで「盗らないでー!」と声をかけた。「駄目ですか?」と顔を上げたが「食用では無いよ!」と言ったら無言で去って行った。周囲は手入れをしている場所だと一目瞭然なのに山菜の概念しかないのだろう。
 まあ、駐車場から1分、至近で手軽な場所だから様子を見て再び来襲するだろう。こんな事は毎期毎期の繰り返しなのであるが、今期のフキノトウは本当にトウが起った。お蔭で腹は立たなかったのに、たった一人でぶち壊しになったこの日・・・。

繰り返す繰り返すさざ波の様に…

2019-03-09 | 感じるままの回り道
 表記の文章は島倉千代子の歌だったか、会友の菌駒打ちを見て浮かんだ一節だった。2月の定例会で菌駒打ちを行い菌駒が不足し後日追加して打ち終えたのだが、今度は菌駒が余ってクヌギを間伐しホダギを作った。これに打ち終えたら原木があまり、2回目の菌駒購入し打ったのだが、今度はまた駒があまり原木が不足。さらに1本クヌギを伐採して原木を用意してまたまた駒不足になる。「もうその辺で止めたら…」と言ったもののきちんとけりがつかないと気持ちが悪いらしい。
 

 てなもんや三度笠で、ホダギの大量生産となってしまった。しばらくは伏せておくから場所は取らないけれど新たなホダ場を用意しないとならなくなった。まあ、予定通りに行かないのは山々で泥縄式もご愛嬌の内である。