トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ようやく発見!アカボシゴマダラの幼虫

2019-07-01 | 小父のお隣さん
 取りたてて関心がある訳でもない幼虫の世界。それでも折々の生き物として確認はしたくなる。成蝶は6月の16日にS先生の声につられて見る事が出来たが一瞬だった。今季は刈り払いに着手出来ないままなので視認する機会も失われている。
 それでもエノキの幼樹にはストーカー紛いに接近するが接近禁止令はうけてはいない小生である。それでもお目当ての幼虫を発見できなくて「食痕」だけ見て帰る日々だった。

 ところがこの日、ようやく遭遇する事が出来た。幼虫とは言え既に立派な体格になっており終齢幼虫かもしれない。居た枝葉を丹念に観察しておれば緑色のみずみずしい蛹に出会える確率が高くなった。
 見出しにくい理由は保護色だからで視線を動かした程度では溶け込んでいて分からない。意識的に一葉一葉見ていく事でやっと見出した一匹なのである。それでもフッと視線を逸らしたりすると見失ってしまう事が多く、目が慣れないとでもいうのだろう探すのに苦労する。
 いつも思うのだがこの幼虫、アリジゴクの頭部に似ている。それはともかく幼虫を見るようになって数年、当地にもすっかり定着した。オオムラサキを見たくてエノキを植樹してきたけれど、オオムラサキでは無くヒオドヂチョウやアカボシゴマダラが繁殖に利用している。言ってみれば笑止恒例化。
 まあ、全てはあなた任せこなた委ねの希望的観測的日々・・・。

                               

上の池のオーバーフロー部

2019-07-01 | 水辺環境の保全
 この日の前日、オーバーフロー部の改修を済ませ「満水位で溢れ具合はどうか?」と朝一番に向かったけれど満水位に到達してなかった。
 水位をたかだか20㎝ていど高める設えだったのだが一晩かかっても満水になれなかった送水量という事である。

 オーバーフローから水が落ちていなくても気落ちする場合では無く「従前設えていた丸太橋をどうする?」という課題が残っている。半割丸太二本で形成した丸太橋の片方はオーバーフロー部の堰に転用している。
 作った当時は「子どもたちも通るだろうから…」と二本渡しにしたのだけれど、もともとは見回り用の作業道なので無くても構わない代物だ。ただ半割れが残っているので結局は一本橋で設えた。

 橋の脚と言うか支持台となる丸太は流路の護岸も兼ねているしこの流路の下は丸太ダムと土嚢で埋めた部分であって杭打ちで止め難い。そこで両端に渡した半割丸太を「橋」としてこれと組ませて固定するのがベストと判断し再びチェーンソー作業となった。
 半割丸太の両端下部にU字カットを行い、これに護岸木を組ませる。これで流路方向にずれる心配は無くなった。横滑りの可能性はあるけれど重量物だしがたつきも調整したのでとりあえずは大丈夫だろう。追加でカスガイを打って固定すれば完璧である。

 二本渡しから一本渡しになったけれど幅45㎝はあるしチェーンソーで綾目を刻み滑り止めとしたのでまあ上出来の口、いいえ橋。やっぱり爺我自賛してしまうけれど、誰も褒めてくれないのだからしょうがない。小生は褒められて調子の乗るタイプである。
 まあ、爺もおだてりゃ泥仕舞い、てなところだろうか。空耳だろうが「一本橋ごろうじろトロル爺さんひょっこりコ」なんて童謡が聞こえた。しかしもう歳だからして幻聴や耄碌の範疇であっても動揺はしない。この事態こそが耄碌の証し・・・。

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