トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

葉唐辛子の佃煮 2

2019-10-22 | 何よりの楽しみ
 先日、試作で200gほど作って食べきってしまった。この日一週間ぶりに山に来たMさんが「取ってくれよー」とも言うので抜き取って自宅で葉を摘んだ。株7~8本を抜き大まかに葉を取る。計ったら700gほどだった。1㎏以上採取できるかと思ったのだが意外に少なかった。
 シシトウの実もたくさんあったのだけれど齧ると辛い物ばかりで実は断念した。苗はシシトウと伏見甘長を並べて定植したためか自然交配して先祖返りしてしまったのだろう。狭い菜園では普通に起こす顛末ではある。欲張らず単一品種なら食べきれないほど収穫できたはずだ。まあ、今回も食べきれず捨ててしまう羽目になったので似たようなもんか。他人事なので気楽である。

 さて佃煮作り、レンジでしんなりさせゴマ油を敷いた深鍋でさっと加熱し出汁と味醂と砂糖で煮る。試作の時のように水は加えなかった。水気が多くて煮詰めるのを断念してしまったからだ。今回は量が多く長く保存しなくてはならない事もあり水気を控えたのだ。
 菜箸でかき混ぜながら水気を飛ばし適期に火を止めた。空き瓶3個に詰めて小瓶二つは冷凍室である。大きい保存容器は冷蔵室で毎食楽しむことが可能だ。郷里の新米があるうちはご飯のお供で幸せを堪能できる。実りの秋である!。
 しかしながら葉唐辛子の佃煮を好む年代は小生らで終わりだろう。家庭菜園で野菜作りを楽しむ人たちは多くても葉っぱなど見向きもしないに違いない。小生にとっては郷里の定番だったし「おいしい!」と思える一品なのだが・・・。

         葉を取った残り  ➡   煮詰め中  ➡   完成