トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ようやく見つけたシュレーゲルアオガエルの卵塊

2020-04-25 | 小父のお隣さん
 喧噪のごとくシュレーゲルアオガエルが鳴き交わしているけれど、その割には卵塊が見えない。先日に二カ所を確認したが水面に産卵したのは崩れてしまい、降雨の夜に産卵したのは陸地で、結局はオタマジャクシ見たさに集まった人達によって跡形もなく踏みつぶされて消えた。

 今回の卵は沈泥地の畔に産んであったから踏みつぶされる心配はないものの威野志士様に蹂躙される懸念はある。小生が保護して孵化するまで管理する手間をかけるほど余裕がないので神仏の御心のままに、である卵塊だ。水中や樹上ならいくばくかでも安全率が上がると思うものの、進化の過程で水際産卵を選んだのはなんだったのだろうか。

一週間に十日来い!

2020-04-25 | 小人閑居して憮然
 こんな事態は初めてだ。もちろんかって今までもこれからも「一週間に十日来て!」なんて言う夢想妄想の事態になる事は「無い!」とキッパリ断言断定できるけれど、それは男子の末席終末に位置する小生としてもいささか哀しい事態、いいえ爺態と言うべきか・・・。
 千にひとつもない事態を妄想して「辞退しない」なんて思う事の無意味さ、妄想は無駄で出来ているから、もうよそう。

 現実は「一週間に十日来い」ではなく「10日間に4日行った」夜這いならぬ昼這いで精も根も尽き果てて、それでも漏水や断水は尽き果てる事が無い日常だ。4月14日に断水解消の強制通水を行って通水させたのだったが、18日に125mmほどの降雨があって断水し19日に再度の強制通水を行って翌日はまた雨だった。出水するほどの雨量でもなかったが断水になっていた。理由は盗水するグループが取水路を加工した事に由る砂泥の流入だった。

 結局、一日空けた21日に強制通水させたものの理由不明で吐水が持続せず、23日に再再度の強制通水作業を行う羽目になったのだった。そのたびにエンジンポンプや機材一式を車載し水源地に向かう。行き止まりでは車の向きを変えられる広さが無いから、機材を下ろしやすいようにバックで進入し、そのあとは機材を抱えて河床を歩くことの繰り返しで、いささか疲労感を覚えるほどだった。それでもオタマジャクシは居るしトンボの羽化が始まってきた現状では水切れはご法度で漏水と同様に解消は最優先事項で身の程をわきまえてなどいられない。年寄りの冷や水と承知していても漢たる者、つま楊枝も必要なアイテムである。

 さてさて里山保全が主たる活動のはずなのに日常は「水商売」に明け暮れている現実とはもって言い難し・・・か。そう遠くない将来「後は野となれ山となれ」は間違いないけれど、まあ人生は因果律で出来ていると思いつつ、ゆくゆくは途絶えてしまうだろう道であっても自ら歩いていれば自分の踏み跡はほとんど獣道だろうと自分には思え、達成感などないものの「余人には行い難し」が動力みたいなもんか。
 冒頭の写真の奥には盗水しているグループが安定化工事を行った河床で取水升を掘り出しているが挨拶すらなかった。こういう輩に信義則や仁義を求めても無駄である事、判っちゃいるけど血圧上がる・・・。