トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「まだ二種健在!」

2022-12-08 | 小父のお隣さん
 今日の最低気温は4℃で最高気温は15℃だ。初霜を観測したと当地の気象台は発表していたがフイールドはまだである。そろそろトンボの季節もカウントダウンに入った。12月に入ってからオオアオイトトンボとマユタテアカネの視認の記録を青と赤で〇✖と手帳に付けているのだがマユタテアカネは連日が〇、オオアオイトトンボは姿を見たり見なかったりで確認出来た日は今日8日と3日だけである。

 日差しの無い日の出現可能性は低くなるから期待はしてもいないのだが今日みたいに4℃まで気温が下がってもそれぞれ複数頭数えられたから明日は大丈夫かも・・・。なんとか10日までは頑張ってもらいたい。「だからどうした」と言う事も無いのだが単なる寂寥感で水見回りの楽しみが消える。
 泥水池のチゴザサを抜き取っていた時、水面に浮いていたオオアオイトトンボを見つけた。既に眼球は片方は外れていたから新しいのではないのは一目瞭然だったのだが、こういう形でオオアオイトトンボなどイトトンボ類を見るのは極めてまれだ。個体数の多いシオカラトンボは珍しくも無いけれどそれはともかく「季節も終わりだ」という感が深まる。

       

今日の素労風努「郷里のしょうゆの実」

2022-12-08 | 何よりの楽しみ
 前回、試作した「しょうゆの実」の色合いは白っぽく記憶にある色ではなかった。その理由は素労風努と称しながら市販の茹で大豆を使った事で「炒る」工程を省いた結果だった。「ごど」も試作したものの小生の口に合うのは食べなれた「しょうゆの実」に軍配が上がる。
 試作しての結果、疑問点を郷里の義姉に問うたのだが言われたことは二点で「大豆は炒る事。糀と豆は腹合わせ」に尽きる。「腹合わせ」とは等量・1対1の事でこれは記憶に無かったが、調理や料理などしない子ども時代では耳に入る機会も必要も無かったはずだ。
 麦が入っていたような記憶があるけれど聞き忘れ、ネットの「魚沼地方のレシピ」に添って今回は麦を外した。次回、初回のように麦入りで試作する時、押し麦ではなく「はったい粉」に替えたら更に香ばしく栄養価も上がるだろうと妄想はつのる。

 そんなこんやで捲土重来、郷里のレシピと方法で再度の試作を雨に降られて休日になってしまった時間つぶしに朝食後から取り組んだのだ。結局は10時頃には全てが済んで手持無沙汰ー、図書館は連休だし新たに読む本も無い。で、一筆啓上、腹を鳴かすな実は熟成!とキーを打っておる。

             乾燥大豆    250g(皮を外して200g)
             乾燥糀     200g
              塩      混ぜ合わせ出来上がり重量の3%とした(今回は50g)

 大豆250gはフライパン中火で焦がさない様にかき混ぜっ放し・立ちっ放しで炒った。豆を包んでいる薄皮は外す必要があって、これはフライパンに入れたまま角材のブロックで捻り圧して外した。
               

 この時に豆も半割になる。皮が外れた炒り大豆は200g。半割の豆を見て前回の試作品が郷里で食べた色合いとは異なる理由が明確になった。豆の皮は焦げてはいないけれど中の色合いは焦げ色を呈している。この色は郷里で食べていた「しょうゆの実」の色合いなのだった。

 豆は圧力鍋で15分加圧加熱して柔らかくした。煮る水は「3倍量」とあったが不安で皮外し豆の量200gに対して800ccの水で煮たのだ。煮終わった後の水分量は500㏄だったから300㏄以下が吸収されたことになる。由って「3倍量600cc」で構わなかったのが判明した。
  乾燥糀1袋200gに50℃のお湯500㏄を加えヨーグルトメーカー50℃で戻した。このヨーグルトメーカーの1ℓ容器に入るか入らないか微妙な量だったのだが大豆と糀をを合わせてギリギリ収まってくれた。収まってくれなければ電気敷き毛布を殺ダニ温度まで上げて布団の中で保温するしかないと考えていたのは杞憂で終わった。

 後は塩を混ぜ合わせヨーグルトメーカーの設定を28℃48時間発酵させる。塩を加えた段階で味見をしたのだが最初の試作品より塩分が少ない事もあり甘味を感じる味わいだった。発酵中に塩分は豆や糀に行き渡り落ち着くはずなので更に美味しく感じるようになるだろう。これで新玄米ヨーグルトご飯に乗っければおかずは要らない絢爛豪華で贅を尽くした粗食である。

       
                                 熟成1カ月➡