トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

立つ鳥は跡を濁してから・・・

2024-01-07 | 小父のお隣さん

 何時の頃からか夜間の塒に水鳥が飛来するようになった。落ちている羽毛から冬場はコガモ、夏場はヤマシギらしいのだが時間的にも確認し易い頃合いでも場所でも無く推定しているだけである。夏場の塒にしている鳥が水域を濁らす事は少ないのだが冬場の場合はいわゆる「ゴタ濁り」になっている事が多いので飛来していたことは明白なのである。

 既に年末ともなれば水面を覆うほどにまで繁殖していたシャジクモの類いは一掃されて姿が無い。それでも泥中に嘴を入れ探り食べ濁らす行為は食料の少なさを彷彿とさせるのである。小松菜を微塵にし米ぬかとオートミールなど混ぜ合わせた物でも置いて置きたくなるが、逆に警戒して立ち寄らなくなるかも。田んぼに張り出た長い囲みの部分は昨季はミズアオイの保護域だったが二度にわたるハスモンヨトウの大食害でついに全滅した。その後、10cmほどの花径を伸ばし開花させた株も出たのだが結実まで行ったかどうかは不明だ。まあ、今期は絶望だろうし根気はもうない、婚期はとうの昔の話になった。

 この突き出た部分は一昨年まではエコトーンであったのだが稲作を許したばっかりに田植えと稲刈り時に坊主刈りされ踏踏み荒らされ植生復活が出来ず、結果的に堤の部分削り取ったのだがでっぱり構造だけは残したのだ。このでっぱりの役割は水域全体にU字型に水流を創る事で、これにより水域全体への水の流れが保たれているはずである。簡単にするには丸太1本を横たえれば済む事ではあるのだがそこはそこ、いたずら心も動機維持のためには必要なのである。孤爺、遊びをせんと生まれけむ・・・。