トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

泥水地の刈り払い、泥水池1の草浚い・・・

2024-10-26 | 水辺環境の保全

 今期は沈泥地のフジバカマは全滅だった。初期はここかしこに萌えだしたのだがカサスゲに席巻されて消えてしまった。昨季まではカサスゲの倍も背丈を伸ばして開花したのだが嫌地現象があるのか湿潤のストレスによるものか孤爺にはとんと分からないし既に「とんと昔があったとさ。フジバカマもノアザミも既に消えたそうな・・・」なんて糸口かもしれない。

 そうなるとカサスゲをのさばらしておく理由がなく、刈り払って跡に泥地となった池内の草浚いで出た物を集積せねばならない。既に池の周囲は泥上げし堆積した泥土が土手になっていて作業が行い難くなっている。カサスゲを刈り払い今期の用は済んだミソハギも刈り払い、作業を行いやすくしたのだ。その後に泥水池1に立ち入って四本鍬でチゴザサを根株ごと掻き集めようとしたものの夏場に繁殖したのちに10号台風のゲリラ豪雨で泥土の堆積著しく抜根しようとする四本鍬をすり抜けてしまう。もともとの根茎と草丈を埋めた泥土の抵抗は作業を厄介にしているのだった。

 それでも掻き集められる部分は曳きあげて残った植物体は手抜きをする、水深はほぼ無いにも等しい泥地となったしまったから今夏、ここに集まって塒にしただろうヤマシギの群れの撮影は当然無理だったのだ。入手したトレイルカメラは無用の長物になってしまったが、それでも次期までに泥浚いが出来て水深が復活すれば可能性が出て来るだろう。なんやかんやと望ましくない事態が続くがフジバカマが全滅した事で跡地に泥土を積み上げられる余地が出来たのは保全作業にとっては少しばかり役に立つ。。


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