前回は鋸で余分な部分を切り捨てたのだが、今回は更にギリギリまで迫ってみた。これでサンダー切削の時間が大幅に減るし粉塵の量も減らせる。だがどちらにしても肩の痛い状態は変わらずサンダーを持たなくて良い時間は減少しても鋸曳き作業は発生するから、トータルで見れば早く完成しただけ無難かもしれない。写真右側は中心間距離が半径に同じで左側が√2rのタイプである。放射状に延びた赤線は見やすくするために描いた線で、言わばから傘の骨に相当する、これが密集して円錐形を形成しているのである。そう想像して加工すると判りやすい。今回、基準点に竹串を入れたので目安が容易で結果的に加工が早かった。最初に串を打つのは良いアイデアだった。
鋸も鉋掛けもサンダー作業も仕上げ前は万力で挟んで加工する様にしたのが安全作業にもつながったし作業も楽になった。故に円盤を組み合わせて製作するタイプより道具も少ないし寸法を測る必要もなくラフなのが何よりである。それでも出来上がりは軽快に転がってくれた。円盤タイプのように糸のこ盤、ボール盤、旋盤、糸のこ盤と縁台にとっかえひっかえ持ち出して引っ込めてを繰り返す必要が無いのは有難いが、数を揃え精度を揃えた量産品は今回の加工は向かないなあ。オイルはエゴマオイルを塗付した。もともとが雨ざらしで腐食の始まった古材だし芋みたいになったものの、これはこれで美しい。