トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

二つ池の除草

2024-11-09 | 水辺環境の保全

 温水田に引き続き二つ池の抜去除草に入った。二つ池の水面面積は大きいのであるが周囲の木立で日射量が抑制されるから水域への植物進出は他ほどでもない。ほとんどがミゾソバなので四本鍬で容易に掻き寄せ引き上げられる。ただ中央部に大株になっているカンガレイだけは根が強固で泥下の基盤層まで到達させているから厄介だったが周囲から株に鍬を打ち込んで根を浮かせる事を繰り替えして大株を一度に処理出来たけれど水域を引きずり陸に引き上げるのはまたまた一苦労なのだった。

 まあ、我が人生、泥だらけの苦労をするように遺伝子に組み込まれているのではないかと勘繰ってみるが、出自が雅な南魚沼の水飲み百姓であるからして間違ってはいないのだろう。当たらずとも遠からずかも。そうであっても無くても泥水を浴びている訳で、思えば少年期は田起しや代掻きの時はほぼ小生が牛の鼻棒取りだったような気がする。朝食後から日暮れまで10時、15時のお茶の時間と昼休みを除けば素足で田んぼの中を歩き回っていたのだった。それに近い事を現在は自分が四つ足で行っている。強制されて行っている訳では無いけれど壮年期までは五本脚だったのに今は四つ足だなぁ・・・。四つ足であっても獣にもなれない、毛も無いし…老化とは老獪の一歩手前なり一本損失なり、お粗末。


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