連日雨だれポッチンおいらは雪隠詰め、金太郎飴状態の放送にも嫌気がさして図書館から手当たり次第借り出して読み始めた。読書用の老眼鏡を新調した事も背景だが時代小説を読み漁る。所在ない日々には多少はチャレンジも必要で、当時の食生活「一日二食」やってみる気になった。たまたま朝食前にみた断食道場の番組も影響している。
普段の食生活でも昼食は握り2個と野菜ジュースくらいだから栄養量の差は少ないだろうが「抜き」がどういう風に感じるかはわからない。
1日目朝食
主食 鮭のアラと塩昆布、ブナシメジとニンジンの炊き込みご飯
汁 小葱ととろろ昆布の味噌汁
フルーツ メロン一切れ・サクランボ
香の物 キュウリ・ユズ大根とキムチ
※ 昼の時間帯、雨の中クチボソ狙いの釣りで過ごした。
1日目夕食
主食 残り御飯の小松菜と卵のお粥
汁 モズク
副食 サラダチキン・高リコピントマト
香の物 キュウリの即席漬け
2日目朝食
主食 全粒粉食パン・自家製ハルミジャム
汁 粉末緑茶入り牛乳
副食 オクラ・豚レバー・キムチ
果物 キウイ
※ 昼の時間帯、雨の中アブラハヤ釣りで過ごした。
2日目夕食
主食 モチ麦ご飯
汁 タマネギと納豆の味噌汁
副食 アジ甘酢漬け・オクラ添え
々2 茹で野ミツバの中華あんかけ
香の物 キュウリの一夜漬け
果物 サクランボ
3日目朝食
主食 昨夕の残り汁に残り御飯のおじや
副食 小葱入り厚焼きタマゴとオクラ
々2 めかぶ
香の物 糠漬け
粉末緑茶
※ 雨天、昼の時間帯メガネの新調・夏物作業衣の購入
3日目夕食
主食 朝食の残り物「おじや」
汁物 ジャガイモと野ミツバの味噌汁
副食 レバーとピーマン、キャベツのソース炒め・残り物オクラ添え
々2 バナナヨーグルト
香の物 ユズ大根
4日目朝食
主食 昨日の残り物「おじや」
副食 昨日の残り物「レバーとピーマン、キャベツのソース炒め」
々2 カボチャの煮物
香の物 キュウリの酢味噌漬け・キムチ
飲み物 もち麦ご飯での自家製甘酒
※ 降ったり止んだりの日、この日もアブラハヤ釣り。カワセミの食糧庫へ放流
4日目夕食
主食 冷し中華風ソーメン
副食 アジの甘酢漬け
汁 昨日の残り物「ジャガイモと野ミツバの味噌汁」
香の物 セロリ漬け
5日目朝食
主食 残り物、もち麦ご飯のお粥
副食 卵焼き・カボチャと車麩の煮しめ
々 セリ葉のお浸し
香の物 キュウリの酢味噌漬け
飲み物 粉末茶
※ 曇天、二つ池の漏水孔潰しと上の池の浚渫
5日目夕食
主食 鮭のアラと塩昆布、ブナシメジとニンジンの炊き込みご飯(冷蔵品)
副食 タマネギとリンゴのサラダ
々 冷奴、フキ味噌添え
汁 わかめとミツバのコンソメ汁
香の物 キュウリ漬け
果物 小バナナ
6日目朝食
主食 もち麦ご飯・黒ごまのふりかけ
副食 残り物・カボチャと車麩の煮物
々 昨夕の残り物・タマネギとリンゴのサラダ
汁 昨夕の残り物・わかめとミツバのコンソメ汁
香の物 ユズダイコンとセロリ塩漬け
※ 雨天、外出せず
6日目夕食
主食 全粒粉食パン卵サンド
副食 根菜の煮物
々 モズク
果物 リンゴ
飲み物 粉末茶ミルク
7日目朝食
主食 鮭のアラと塩昆布、ブナシメジとニンジンの炊き込みご飯(冷蔵品)
副食 カボチャと車麩の煮物(残り物)
汁 豆腐汁
香の物 キムチキュウリ
果物 トマト
※ 分水池の漏水孔潰し
7日目夕食
主食 マイタケと塩昆布の炊き込みもち麦ご飯
副食 塩サケ、ゴボウサラダ・五目豆添え
汁 うらなりキュウリとタマネギの味噌汁
香の物 セロリ漬け
特にどうと言う事もなく7日間の昼食絶は済んだ。元より大食漢でもなく美食家でもない小生にとっては一日二食にしたところで変化のあろうはずがない。まあ、強いて言えば初日の朝食前の体重と終了日の夕食前の体重差が1kg減だった事くらいだ。現在の体重を考えればまだ5kg減ってもOK牧場の肥育牛と言っても良いだろう。
昼抜きであっても特段苦になった訳でもなく「昼飯を食べなくては…」と言う脅迫的習慣みたいなものから逃れられていたし、面倒が減って楽だった事もある。
何かの本だったかTVだったか忘れたが「胃袋に12時間以上食物を入れない健康」みたいなことが記憶の片隅にある。もともと人類の歴史は「空腹との闘い」も長くあった訳だから「一日三食満腹」が遺伝子的にも良かろうはずはないだろう。この一週間以降、更に一週間の二食が続いている。感触としては「二食で十二分」である。
このチャレンジ一週間、食事以外で口に入れた食べ物は頂き物のどら焼き3個、ミックスナッツ39g、氷あずき2カップで、おやつだった。後は飲み物だけで主に粉末茶1日当たり4杯、ブラックコーヒ同1杯、無糖紅茶同1杯、フイールドでは麦茶適宜、そんな感じだった。遊びで献立と御膳をアップしてみたけれど、今眺めてみると「結構なご馳走風」に見えてしまう。
半分は作り置きの御飯とお惣菜で、食事の準備も「お湯が沸く」時間で済んでしまう簡便食事なのだが、そうは見えないようになってしまった。
一日一食さえ摂取できない育ち盛りの子どもたちも多いと言う現実、手つかずで廃棄される膨大な食品等々、摂取食料にさえ大きな格差がある現代の中では、この一週間の摂取内容さえなんとも贅沢極まる感じになってしまった。
姥捨てや人知れず氷盤や森の中に消えて行く、と言う様な人々の覚悟の中に次の世代への愛情を感じるのは小生だけだろうか。現在未来を俯瞰して乏しい食料を次世代に譲ると言う厳しい選択は掟では無く「命を続かせる」愛情が無ければ成立しないだろう。
それでも消える事は無い生きると言う中の「泣くって七業」。