庄内地方は滅多に台風はやって来ない地域で、やって来たとしても散々暴れまくった後の疲れ果てたような台風が来てすぐに温帯低気圧にパワーダウンするというように、台風については災害が少なくとても恵まれた地域なのです。
但し、その代わり、と言うことでもありませんが、冬場になると話は違ってきて、この時期は日本海側からの偏西風がかなり強く吹く日が多くなります。
なんだ偏西風か、と思うかも知れませんが、この冬場の偏西風はときには風速20メートル級の台風並の暴風となり、それが雪を連れてやって来るのです。
11月末のこの日も、西高東低の冬型の気圧配置に北からの寒冷前線の南下が加わり、猛烈な偏西風が吹き、車に乗っていても煽られて怖いほどの台風並の天候でしたが、これだけ空や海が荒れるということはシャッターチャンスかも、という短絡的な思いに駆られて酒田北港の宮海埠頭に出かけてみました。
確かに、予想通りすごい風景ではあったのですが、荒れ狂う波の飛沫をもろに被り、車もカメラも潮水まみれになってしまい、後始末がとっても大変でした・・・。(-_-;A
風景写真を撮るのも、生易しいことではありません・・・。
撮影DATA
SONY NEX-5
α E 16mm F2.8
+FISHEYE CONVERTER
宮城県気仙沼発! ファイト新聞 | |
クリエーター情報なし | |
河出書房新社 |
初冬の日本海は、迫力がありますね。
なんとなく鉛色の空が、北杜夫の「星のない街路」に出てくるベルリンの夜を連想させてくれました。
しかし、カメラ(涙)・・・大丈夫でしたか???
そうなんです。すんごい迫力でした。
私の下手くそな写真ではあまり伝わりませんが、埠頭前方の堤防に砕け散った波が湾岸道路に降ってくるような状況で、波飛沫や波の花まで飛び交う中の撮影で、ドキドキでした。
お陰で、波はかぶらなかったのですが、飛沫が舞っていて、魚眼レンズはフィルターをしておりませんでしたので、レンズ面に直接べっとり・・・。帰ってから必死で拭き取りました・・・。(T_T)ヒー
もう二度と行きたくありません。(-_-;
2012年3月で105年の歴史を閉じる、母校山形県立酒田商業高等学校。光ヶ丘球場で歌った激励歌を心で歌うと、ある想いが湧いてきました。
今の東北、みちのくへの激励歌でもあったのか…。
‐“激励歌”‐
1、哀れ思へば去年の春
善戦むなしく地にまみれ
花らんまんの春の宵
月れいろうの秋の夜
人は玉酒に狂へども
我は涙にむせびしを
2、春とこしへに春ならで
美空の月に秋みえて
恨みは残る光丘の
地と健脚の響きみつ
遺恨一とせ血涙の
恨み果たさん時来る
3、時は来りぬ時は来ぬ
雪辱の機は今なるぞ
行手はいかに波荒れて
ばんこく天を鎖すとも
意気の前には何かある
ふるへや酒商の健男児
みちのく復興への息吹…。
意気の前には何かある ふるへや東北、道を開きし誉の地。‐
伊藤さんの必死の写真に導かれました。(^^)/
おおっ♪ 激励歌ですね~。
“あーわれー おーもえっば こぉづのっはっるぅ~”
思わず歌っちゃいました。(^^;)
しかし、酒田で一番歴史のある高校を無くしちゃって良いものでしょうか・・・。私はいまだに疑問に思っています。
商都酒田のシンボルではありませんか?商業高校って。
そう言えば、酒田市立港南小学校も無くなってしまいます。“港”の名前を唯一冠している小学校を無くするのです。
港っ子のプライドは何処へ行ったのでしょうか??
それにしても、東北の復興はまさに“捲土重来”一敗地にまみれた者が不死鳥の如く甦るようでなくてはなりません。
そのテーマソングとしてはこの激励歌がピッタリではありませんか。
(^^)/