風の記憶

the answer is blowin' in the wind

エノコロ草の季節

2014-10-10 | 田んぼ・平野




 

 

秋の夕日にエノコログサが輝いています。

「エノコログサ」の名前は、この花穂が子犬のしっぽに似て「犬コロ草」と
呼ばれた
ところからきていると言うことで、別名は花穂を猫に見せると
よくじゃれることから
「猫じゃらし」とも言われます。
例えが犬や猫ということから分かるように、とても身近な植物で日本全国
どこでも
ることができますよね。

つまりは、どこにでもある平凡な植物です。
でも、平凡だから価値が無いかと言われればそんなことは無いのだと思い
ます。特別
なもの、希少なものにだけ価値があって、平凡なものには無い、
なんていうのはとて
も単純で浅い考えです。

平凡なものには平凡である故の意味と価値があると思うのです。
私たちの暮らしの中にとけ込み、意識しないままに実は人間の心の奥底に
ひっそりと
咲いて私たちの心を支えてくれているのです。

例えば、エノコログサがこの世から消えてしまったら・・・・、それはそれは寂
しい
風景に違いありません。

誰しもが子どもの頃にこのエノコログサで猫と遊んだことがあるはずです。
そのとき
の楽しさや猫の仕草の可愛らしさ、知らず知らずのうちに命の健気さ
や優しさ尊さを
感じていたのではないでしょうか。
その感覚は、人として生きてゆくのにとても大切なものだと思うのです。

あなたの優しさは、エノコログサからもらったものかもしれませんね。


写真は、エノコロ草の中でも一番好きな「コツブキンエノコロ草」です。
穂が茶褐色で、秋の日に金色によく輝くキンエノコロ草のハーフサイズという感じです。


小粒金狗尾草

 


















 



撮影DATA
Nikon D300s

TAMRON SP 90mm MACRO F2.8

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは(^^) (うらら)
2014-10-13 09:58:12
お久しぶりです(^^)
前の私の書き込みから1年近くが
訪れようとしてますね^_^;

ふらっとやってきました(^^ゞ

エノコログサと言う名前だったんですね。
俗称と言うか、「猫じゃらし♪」で
定着していました(笑)

伊藤さんが写したエノコログサは
こがね色でなんだか別のものでは?
と、思わせる様なすごく味わいのある
撮られ方ですね。
美しいです。。

子供の頃からよく見てきたものだけど
違った装いで。。
でも懐かしいなぁとちょっと色々
想い出しました。
随分大人になってしまったなぁ~
って。。(笑)

今、台風が日本列島を縦断しようと
してますね。。どうか被害が出ない
様にと祈るばかりです。

また来ます(^^)/
返信する
Unknown (伊藤)
2014-10-16 14:34:54
うららさん、お久しぶりです。(^^)
コメントありがとうございます。

そうそう、猫じゃらしのほうが一般的ですものね。
エノコログサっていうんですが、種類は結構豊富みたいです。
一般的なエノコログサは、写真のものよりも花穂がもっと長くて、途中でクネッと曲がっているものが多いですよね。
写真のエノコロは“コツブキンエノコロ”で、エノコログサのハーフサイズで“キンエノコロ”と言う種類がありますが、これは更にそれのハーフサイズで、超ミニエノコロって感じです。
“キン”ていう名がついているとおり、花穂が金色なんですよね。
(参考)→ http://www.azami.sakura.ne.jp/yasou/zoku/enokorogusa.htm

コメントのお返事が遅れたので台風は去って行きましたが、こちら山形庄内ではほとんど被害はありませんでした。良かった~(深夜に東北太平洋側を通過したので、あまり気づきませんでした)
ただ、全国には被害を受けられた方がいらっしゃるので、本当にお気の毒です。復旧を祈念しています。

ではでは、また来て下さいね~♪(^^)/
返信する

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