教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

美学

2017-09-17 | 音楽的アドバイス

ボーカリストでさ、高い声を出すのがつらくて、苦しそうな声や表情に

なる場合ってあるじゃない?

で、結構日本人アーティストはプロでもそれを良しとすると言うか、

それを芸風にプラスに持って行く人って多いと思うんだけど、個人的には

アレがあまり好きではなくてね。

 

「がんばって声を出しているのが良い」とか「ちょっとハラハラしたけど

高い部分が歌えて良かった」とかアーティストがお客さん側にそんな風に

思われるのってあんまり好きじゃないんだな。

 

全部が全部ではないし、それも良い場合もあるのももちろんわかる。

 

でも自分が「凄い!」って思ったアーティストってやはり主に70年代の

アーティストが多いんだけど、色んな意味でショー的要素も高くなってきた

頃のアーティストやバンドが多かったんだけど、ステージ上では魔法が

かかっているかのような歌と演奏、パフォーマンスをするのが多かった

と思うんだよね。ま、アメリカのショービジネスって昔からそうか。

 

KISSのポール・スタンレイ、Queenのフレディ・マーキュリー、

ポール・マッカートニー、スティ-ブン・タイラー、80年代にかかってくるけど

モトリーのヴィンス・ニール、その他、諸々のボーカリストはなんか魔法でも

かかっているかのように楽々と超人的な声を出して歌っている感じだったんだよね。

 

例え心の中で「ちょっとキツいな」とか思っても、「自分、超人だから」って

顔して最後までだましてくれると言うか。

 

自分はスーパースターですってプライドがあると言うか。

 

大好きなスージー・クアトロもステージに上がって降りるまで最後までスーパースター然と

して振る舞うんだけど、観客としてはそうやってだましてほしいと思うんだよな、自分は。

 

まあ、色んな個人的な好みになるとは思うけど。