モトリー好きとしては観ておかなければなるまい。
と言うことで映画館で観る気満々だったのにまさかの
ネット配信(笑)。
それもおそらく10年以上前から構想はあったはずなのに、
ここに来てまさかのボヘミアン・ラプソディの大ヒットに
便乗して(?)の慌てての公開。
いやまあそんなことはないんだろうけど、あの映画のヒットに
よって公開が俄然スピードアップしたのではなかろーかと推測する。
だってずーっと棚上げだったんだもん。
元になった各メンバーの自伝書「The Dirt」ももちろんとっくの昔に
読んでたってのに。凄く面白いのよ、これが。もう半分あきらめてたわ。
映画はご想像通り、メンバーの出会いからバンドの誕生、栄光と挫折、
メンバー間の確執、そして和解・・・などなどのお約束ストーリー。
こちらでのフレディ・マーキュリー的役割はニッキー・シックスね。
なかなか良かったと思いますよ。ボヘミアンは全編シリアスだけど、
こちらはたまに俳優がカメラ目線で説明を入れちゃったり、少し軽い仕上がり。
でもきちんとツボは押さえてあるし、脚本を作ったわけでもないのに
事実がかなり波乱万丈なんでね、この人たちの場合。
ただ、メンバーが致命的に似ていない(笑)。
途中のオジーとの有名なエピソードの再現は面白かった。
それとルック・ザット・キルのプロモも同じように作っていてこちらも
楽しめる。ライブ・ワイヤーでレザーに火をつけるエピソードも再現
して欲しかったけどそれはさすがになかった(笑)。
ちなみに演奏シーンはさほど出てこない。
エピソードに事欠かないからねー、このバンド。
ヴィンスの自動車事故によるハノイロックスのドラマー、ラズルの死、
ミックの骨の病気、ニッキーのヘロインのオーバードーズによる死亡説、
ヴィンスの娘、スカイラーの癌での幼くしての病死、トミーは女優ヘザー・
ロックテリアとの結婚とかパメラ・アンダーソンとの結婚とか(笑)、
途中一回脱退するんだけどそこはスルーだった(笑)。
ヴィンスの脱退、復帰・・・などなど、クイーンよりエピソード的には
たくさんあるでしょう(笑)。
↓やっぱりこのショットは必至だよねー。バンド物は必ずこのシーンはありますな。
こちらは本物↓ 解散直前あたりですね。
モトリーは常にメロディが最優先の楽曲をニッキーが作るんで、好きでしたね。
ギター大好きメタラーなんかだとリフが命とかソロが凄いから凄い的な
感覚に陥りやすいんでそれはそれで好みは人それぞれなんで否定はしないけど、
メロディありきの楽曲がやはり一番好きなんでね。
ケバさがいいでしょbyアン・ルイス。