もう全部処分しちゃったんだけど、一時、好きでね、
単行本持ってました。
”ゲゲゲの鬼太郎”の最初期の”墓場鬼太郎”。
始めは正義の味方でもなんでもなく、不気味な存在で、
確か妖怪ではなく、幽霊族の子供で、死んで墓場に埋葬された母親から
生まれて来たんじゃなかったかな。
目玉の親父は、父親が死んだときに、その目玉だけが執念深く生き残って、
鬼太郎について来た・・・と。
まあ、それでも積極的に悪いことをするでもなく、むしろ悪いことをする、あるいは幽霊や
妖怪を虐げる人間に向かって攻撃する感じだったな。
年代が年代なんで、もうレトロ感が凄くて、絵を見てるだけでクラクラするよ、ホント。
確か調布あたりの話なんだけど、完全に荒涼とした原野だし、出てくる家は壁は
土壁だし、土間はあるし、電車の駅にはタンツボまで置いてある。知ってる?タンツボ。
ホームに大きめのアルミ缶みたいのが置いてあって、そこにみんな痰を吐くの。
相模大野にもあったぜ、きっと。昔は電車の床も木だったりしてね。油が染み込んでいるの。
ま、それでも、この墓場シリーズよりはずっと近年だけど。
墓場の年代は、フランク永井がいた頃、力道山がいた頃、美空ひばりがおそらく20代の
頃・・・だと思われる。
ちなみに土間ってのは、家の中なんだけど、下は土なの。なんつーか、玄関入って、
上に上がるまでの間に4畳くらいの広さがあって、そこが土のまんまなんだよね。
昔の家は広かったからね。特に田舎は。
↑こんな描写、今じゃアウトだろう(笑)。文字通り、犬畜生だよ。
まあ、ご存知の通り、だんだん鬼太郎もヒーローになっていくんだけどね。
ちなみに右目と左目、描かれている時期によって、どっちも潰れてる。
そのうちに左目に落ち着いたのかな。
あと血液銀行に血を売る描写もあったな。そんな商売があったのか。さすがに知らないや。
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