教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

中里 孝浩、ふたたび

2013-03-03 | 日記

相模原市在住のシンガーソングライター「中里 孝浩」さんがラジオ出演し、T☆ROCKSのことも

語ってくれたようです。詳しくは以下のブログを見てくださいね。

http://ameblo.jp/nakazato-takahiro/entry-11481524459.html

彼はいい曲を書きます。コードがオシャレで、そっちでごまかす系かな(失礼!)とも思ったんですが、

メロも凄く良くて、きちんとした理論、そして客観的に曲を見れる感性を持ってます。

とてもフレンドリーで全然偉ぶるとかそういうところのない人なんで、すぐ友達に、ファンになっちゃうと思いますよ。

たまにオープンマイクバーに遊びに来てくれます!


集合時間

2013-03-03 | 日記

待ち合わせに遅れてはいけない。

ま、当たり前ですな。とは言え自分だって遅れる。子供の頃みたいに、家から自転車で待ち合わせ場所に

行くわけではないので、車や電車を使って移動するのでどうしても正確に計算できないのはある程度

仕方ないね。遠い場合は30分くらい前についてもいいやって計算して行く。文庫本も持って行く。

時間つぶしになるし、駅で待ち合わせな場合は本屋とか、うまくいけば楽器屋もあるかも知れないし、

あんまり興味がある店が無くてもコンビニくらいはあるでしょう。

ま、理想はね、こんな感じで考えてる。特に今は携帯があるのでいつでも連絡できるからかなり楽だよね。

大体、遅れるってのは相手をナメてるね。そんなことはなく、出かける前にどうしても色んなことが重なって

遅れてしまう・・・って言うかもしれないけど、1分でも遅れたら死って言われたら30分前に着くように出るでしょう(笑)。

それは冗談だけど、「ちょうどよく着くように、でもヘタしたらちょっとくらい遅れるかもな・・・」って考えはナメてるからでしょう。

俺も若いころ、「少しくらい遅れても大丈夫だ」って場合は心のどこかに相手を見くびってるから・・・って思ったもんね。

これはいけないと。敬意を払わないとね。相手の時間をつぶしているわけだから。

これが仕事をやるようになるとかなりシビアになる。クライアントを待たせるとか、シャレにならないよね。

でもT☆ROCKSでもたまに集合時間に平気で遅れてくる人もいるんだ。

でももちろん、交通渋滞に巻き込まれるとか、具合が悪くなる、忘れ物をした、迷った・・・などの不可抗力は

もう仕方ない。これはまだ全然許されると思う。本当はNGだろうけど、「ちゃんと行こうとしたけど不可抗力で」

だもんね。で、大体渋滞を見越して出た人が途中で案の定渋滞にハマってやばいと思って店に電話して、

少し遅れるかもって言うわけよ。でもね、意外とそれほど遅れない。やっぱり渋滞を見越して出てくれてるからね。

そういった不可抗力の場合は、連絡くれれば大丈夫。誰だってあるし、今の交通事情だと、電車もよく止まる

から完全には計算できないもんね。

ひどいのは例えば貸切などの場合、代表者はもちろんきちんと時間通りに来るんだけど、他のバンドが2時間くらい

遅れてくるとか、もっとひどくなると本番ギリギリにきたりして。

これもう初めから時間を守る気サラサラないよね。「渋滞が・・・」のレベルじゃないよね。

初めにT☆ROCKSで諸注意をするんだけど、当然聞いてないから、ルール違反をやって俺に怒られたりして。

ナメすぎでしょう?社会のルールをナメすぎ。そして全然謝らないんだなあ、遅れたことに関して。

代表者ばかり俺にあやまってる。かわいそうに・・・。君らは色んな人に迷惑をかけているんだよ。

 

バンド練習で集まるときは、外のスタジオを使うときは当然、時間厳守だよね。時間で借りてるから、遅れれば

お金がムダになる。NITE-RANGERの場合、T☆ROCKSで練習することも多いんだ。いや、そればっかりか(笑)。

こちらの場合、集合時間は例えば18:00から18:30の間にお願いって良く言う。30分は猶予を持っているんだけど、

これだとそこまで遅れないでしょ。渋滞があったとしても。俺は18:00前に店を開けてなくてはいけないので、

大変なんだけど。

 

ま、こういう具合にその時によって臨機応変にやればいいと思うし、適当に合流しよう・・・みたいな集まりもある

だろうから、絶対遅れてはいけないってこともないんだけど、初めから遅れてもいいかって思ってるってことは

相手に対してリスペクトがないのかもって思ってみてもいいかも。

それか、早く着くと損した気分にでもなるのかな。ま、なんとなくわかるけどね。ぴったりに着くと気持ちいいもんね。


若い世代の君へ

2013-03-02 | 音楽的アドバイス

今のメタルは「華」がない。

某ギタリスト、某セッションリーダーの方がいつも嘆いていることです(笑)。(特にギタリストに関してだけど)

http://blogs.yahoo.co.jp/mako_mako0124/10690228.html

まあ、本当にね、音楽をエンターテイメント、芸能、芸術って言う価値観で育った世代としては、

今の音楽業界は日本&世界を含め、非常に地味に見える。

KISSのジーンシモンズが言っていたんだけど、「最近はビルの清掃員みたいな奴がステージに上がっている」って。

これ、名言かなとも思うよ(笑)。T-シャツにジーンズ、ビーチサンダルでステージやるアーティストもいるしね。

T☆ROCKSにいるとPAやってる俺が一番派手ってことも少なくない(苦笑)。

プロでもそうだよ。黒のメタルT-シャツで出てくるメタルバンド多いよ。キッズか!

 

でもね、今はきっと、普段着でヒゲもそらずに、ヘタしたらスエットなんかでステージをやるのが、きっと

かっこいいんだよ。ステージ降りて客席に降りたらもう誰も気づかない感じの方がきっとクールなんだろうな。

唯一、V系ってのはいまだに宝塚みたいな格好しているね。でもそれももう古いのか・・・な?

俺はそれこそ、エアロだのクイーンだのKISSだのの70年代からモトリークルーなどの80年代のLAメタル

で育ってきちゃったんで、ステージ衣装を着て、尚且つ、うまくて華があるのは最低限のことだと思っていた

からね。でも90年代からその反動からかだんだんシンプルになってきて、グランジってやつが登場するんだ。

まあ、個人的にはパっとしなかったね。薄汚い連中が古臭いR&Bみたいのやってたよ(苦笑

全然かっこつけないし。かっこつけちゃ逆にかっこ悪いんだ。そういう価値観だよね。素人くさい方がいい。

ロックスターの真逆の立ち振る舞いをする。挙句の果てにはシューゲイザーなんてジャンルも出て来てさ、

まさしく靴を磨いてるみたいに自分の足元ばかり見てるんだ。ソロもまともに弾けないし、エフェクトをかけた

轟音だけ。ま、でも15分くらいは面白いかな。音に工夫をしてるバンドは面白いね。ちゃんと考えてるバンドは

それでも面白い。

 

ま、つまりね、ブラッシュアップしてステージに上がってた大昔から、ツェッペリン、パープル、エアロ、モトリーなどを経て、

ついにいったん真逆の、素人くさい方がなんかかっこいいって時代に入っただけじゃないかな。

もちろん全部が全部じゃないし、今でも絢爛豪華にしてるアーティストが支持を得ているのも現実だけどね。

 

俺は仕事柄、両方の考え方を受け入れなくてはならない。もともと割と幅広い方だとは思うんで、別に自分の

あまり好みでない音楽性でもいい部分を見つけて割と楽しく聞ける。

でもまともに演奏できない、歌えない、ヘタってのまで面白がったり、指示したりするのは間違ってるね。

聴いてる方のレベルも下がってるなあと正直思う。これでもプロ?って思うバンドも正直多いからね。

何か?青春パンクってジャンルはうまくなっちゃいけないのかな?・・・うん、いけないのかも(笑)。

うまく歌っちゃダメか、そうだよな。ビブラートなんてかけてる場合じゃねーぜ!叫べばいいんだ、叫べば。

音程なんか合わせたらクソだぜ!

 

でも若い感性で、素晴らしい音楽が生まれていることも事実。これまたオールドスクールの頭じゃ、

作り出せないような音楽を若い人たちがサラっと作っているのも事実なんだな。

「こういうのはあまり聞いたことがない、不思議だな、でもいい音楽だな、かっこいいな」って言うのもあるんだよね。

前も書いた気がするけど「ビートルズが全てやりつくした」ってよく言われるけど、確かにあの時代でポップス、ロック、

メタルからレゲエ、民族音楽、前衛音楽まで色々やってるけど、まだまだこれから新しいフォーマットの音楽ってきっと

生まれるんじゃないかなあと思うね。

それも若い世代からボコボコと。

でもこれだけは言わせて欲しい。

練習して。基礎はちゃんとやって。機材に頼らないで。自分の声と自分の演奏能力だけで、ある程度の水準に

達してください。

そこは省略しないでちゃんと練習する、つらくても練習してうまくなるまでの期間もきちんと設けてください。

TOSHIさんからのお願いです(笑)。


フジコ

2013-03-01 | 日記

峰不二子・・・は、実はルパンと会う前は殺し屋稼業をやっていたので、この「フジコ」とも共通点はある。

いや、むしろ不二子の方がもしかしたらたくさん殺害していたかも・・・?

この「フジコ」とは「森沢藤子」のことで小説の主人公、登場人物の一人ね。

これ、前から本屋で気になっていて、読もうかなあ、どうしようかなあと思っていたんだけど、POPがまず、

連続殺人が主題みたいなことが書いてあったんで躊躇していたんだよねえ。多分後味悪いだろうし。

それも昔の小説なら当時の基準と言うか作者のモラルが利いていて大丈夫かなあと思ってもいたんだけど、

(ま、それもどうかと思うけど)これは立派な最近の本だし、もうモラルのかけらもない描写があったらイヤだな・・・と。

でも誘惑に勝てず買ってみました。題名からして2冊は関係あるんだろうなとは思っていたけど、まずは、

1冊目の方ね。ちょっと前に話題になったんでとっくに読んだって人も多いと思うけど、今更ながら私も読んでみました。

そして、2冊目。

結論から言うと、POPは大げさでもなく間違ってなかったです。大体は「まあ、確かにこんなもんだろうな・・・」程度の

読後の感想な場合が多いんですが、これは本当にPOP通り、かなり仰天します。

それでも謎も多いんで1冊目は本気で一気に読まないと難しいかも。いや、何日にも分けて通勤電車の中で

一回30分くらいずつ読んでたりすると、前の事少し忘れたりするじゃない?それでも大丈夫な小説もあるけど、

これは出来れば一気に読んだ方がいいかなあ。いや、途中で止めれないかも。

でね、謎が多いって言ったけど、読後も一応は「すげ~、そうくるか!」って仰天して納得するんだけど、

でも解決してない問題もあるわけね。で、2冊目でもっととんでもない結末、解決に向かってやっと一応は

納得できる。

でも心配した通り、決して愉快な話ではないんで読後はハッピーにはなれません。ズドーンと衝撃が・・・。

ま、でもやっぱり大ヒットしただけあって納得できる凄い本です。どんな人かと思ったら作者は俺と同じ歳だった。

だろうなあ、20代くらいの勢いだけで書くような小説や文章ではないもんなあ。

前にも書いたけど若い人が書く文章ってどうしても若さが文章に出る時があって、ああ、若いなって思っちゃう

ときもあってちょこっと興ざめするときもあるんだよね。伏線もちょっとあざとかったりして。

いや、年齢が若くても素晴らしく深い人もいっぱいいるとは思うけどさ。

 

決して積極的にオススメはしないけど、買って損はないから(文庫なんでそれほど高くはないし)、頭がクラクラする

体験がしたい人はどうぞ。必ず2冊読むことをオススメします。そして、1冊目はあとがきの最後の最後まで読まないと

ダメですよ。それだけでも衝撃ですが、2冊目を読んだ時にもっとわかります。


魁先生

2013-03-01 | 日記

秋山香乃さんは新選組本をいくつか書いていますが、これが一番出来がいいような気がするな。

いや、出来云々ではなく個人的に好きなだけか。

土方歳三と沖田総司もそれぞれこの人の本が出ているけど、この少しマイナーは隊士、藤堂平助を主人公に

したこの本は、最終的に新選組、土方らを裏切っていかざるを得ない苦悩が凄くうまく描かれていると思う。

読み返しちゃった。

大体、多少のフィクションは作家によって入ってくるものだけど、史実を曲げることは出来ないので、

物語は大体、どの本も同じ。あとは各隊士をどのように描くかだよね。まあ、大体、近藤、土方、沖田は

同じような性格で描かれるよね。この新選組四天王と言われたうちの一人、藤堂平助は作家によって、

多少違った印象を受けることもあるね。で、この本の平助が一番自分の印象に近いかな。

他に作家によってずいぶん違った印象で描かれるのが「山南 敬助」だろうな。思慮深く、武芸も達者で

素晴らしい人物に描かれることもあれば、土方と意見がぶつかるので、やや無能に描かく作家もいる。

 

それにしても平助ってアニメだとこんなイメージなのね。

ま、確かに沖田と同じ、若くてイキのいい隊士だけどね。

あだ名は「魁先生」。いつも一番初めに敵の中に突っ込んでいくから付けられたあだ名。

ただ笑いながら剣を使うってのはあまりいただけないな・・・。人を斬るのに苦悩もある描写が

小説には多いけど、アニメになるとロボット系も含め、戦闘物ってスポーツみたいに敵を殺すことあるよね。

生と死の緊張感がまるでなかったり。

そういう描写があるアニメは惜しい感じがするな。