~自治体だからこうして変えられる~
明石市泉市長の少子化対策への実績と発言通り、
今現在の暮らしの困窮を顧みようしない国民不在の国政から、
この三年間のコロナ禍における自治体による対応の違いを見れば明らかなように、
私たちの足元から政治は変えられるのです~
だから、今年の春に行われる統一地方選挙は、私たちの明るい未来を取り戻す、とても大事な選挙なのです~
それでは、具体的に、どういう風に私たち有権者は、選挙と向き合えばいいのか~??
その具体例が、昨年末、世田谷区で行われた「統一自治体選挙にむけて、地域・自治体からボトムアップ!」 https://youtu.be/o5Z_bQzV7gY
という動画に、目から鱗の具体例が見事に語られています~♪♪♪
世田谷区は保坂区長の元、コロナ感染症対策、保育園、公立学校待機児童全国ワーストからゼロにした公営のオルタナティブ教育の実績等、
困窮する住民の声を掬い上げる「命の政治」を
リベラルアーツの政治学者、中島岳志と共に実践している実績を重ねているのです~
それは、人間は生まれた時から、すべからく弱者としの存在である~という基本理念です~♪♪♪
見えて来るのは、失われた30年と云われる小泉政権以来、
ずっと続く新自由主義経済政権によって(特に第二次安倍政権以来)
民主主義は効率が悪いと、徹底的に日本国憲法の下保証された国民主権の民主主義システムが破壊されてきた
という現実です~
それで思い浮かべたのが、安保法制の時に紹介した
内田樹の本、「街場の戦争論」です~
https://blog.goo.ne.jp/toshiaki1982/e/42a31f561958e1b7866e9a4bc4fea5a4
以下に、その要点を抜粋します~
安倍晋三の目指しているのは、「日本のシンガポール化、国民国家の株式会社化」。
シンガポールという国は、御存知のように経済発展
治安法の下、メディアも国民も思想統制され反体制言論は完全に封殺されている。
治安が良くて税金が安いので世界中から租税回避と消費活動にしか興味ない富裕層が集まってくる。
金儲けに特化した国なので、この国の選択肢は、「独裁制か、民主制か」ではなく「民主制か、金か」になる。
経済活動を円滑に運ぶには民主制より独裁制の方がより効率的だから。
「世界一企業活動のしやすい国を目指す」と公言する安倍晋三の理想とする国家形態であることも肯ける。
国民国家の指針である民主制や立憲主義は、意思決定を遅らせるためのシステムです。
政策決定を個人が下す場合と合議で決めるのでは所要時間が違います。
憲法は元々、行政府の独走を
阻害するための装置です。
民主制も立憲主義も「ものごとを決めるのに時間をかけるための政治システム」です。
だから、効率を目指す人々にとっては、どうしてこんな無駄なものが存在するのか理解できない。
メデイアも理解できなかった。
そして「決める政治」とか「ねじれの解消」」とか「民間ではありえない」とか「待ったなしだ」
とかいう言葉を景気よく流した。
そうこうしている内に、日本人たちは「民主制や立憲主義はよくないものだ」
という刷り込みを果たした。
現在、国民の大多数が株式会社という金儲けと効率化を最優先したシステムの中で生きる日本では、
自分たちの政治的自由を制約し、自分たちを戦争に巻き込むリスクが高まる政策を
合理的だと支持する。
「民主制や立憲主義を守っていると経済成長できないから、そんなもの要らない」
そう国民の大多数が思っている。
それが安倍内閣の高い支持率の正体ではないかと内田樹は推測する。
国民国家の株式会社化そしてシンガポール化。
これをトレンドと捉える日本の行く末はどうなるのだろう?
まさに、内田樹の予言指摘した通りの、この30年間の現在、日本の状況です~
私たちの今現在の困窮する暮らしと未来を取り戻すには~
まず失われた民主主義を自分たちの手で取り戻すことから始めなければならない、という事実です~♪♪♪