冬晴れの放射冷却の朝…そういう天気予報だった。
あの西風に運ばれてくる鉛色の雲の塊は何なんだ?
空の面積の半分くらい占めそうな暗い雲が太陽を隠していた。
今朝こそは、冬野を真っ白に彩る霜日和と期待していたのに…
昨日も山間部降雪予報に入った皿ヶ嶺の森は、雪、霧氷ともに期待外れ。
悉く(ことごとく)冬の気象現象から見放されしまったようだ。
ダメな時は、あるもので工夫するしかない。
里山の奥に分け入れ、探し回った末に、やっと見つけた淡い霜化粧の草地。
ちょうど雲間から射してきた朝日に、一瞬の輝きを放つ硝子細工を捉えた。
融け始めた凍える草たちを縁取る、真珠の首飾り…なんてね。
昨夜放送されたNHKスペシャル「脱炭素革命の衝撃」は、予想以上に衝撃的な内容だった。
パリ協定以来、世界のエネルギー事情は大きく変わってしまっていたのだ。
(日本のメディアは、それを報道しない)
日本は、この第3次産業革命といわれる再生可能エネルギーへと大きく舵を切った
世界のエネルギー変革の動きに大きく出遅れてしまった。
もう過去のエネルギーと見なされている高コストエネルギーの原発に拘り続けていると、
本当に、この国の未来は無くなってしまう。
cop23のアドバイサーからも最後通牒のように突きつけられていた。
環境先進国なんて言っていたのは遠い過去の話でしかない。
今の日本は世界のエネルギー変革から取り残された環境後進国なのです。
再生可能エネルギーへとシフトを切らなければ、世界の投資マネーは集まって来ないという現実。
日本の基幹産業である自動車産業も、世界はEVへとシフトを切った。
自動車産業のトレンドは、ガソリンエンジン車の生産中止へ向かっている。
相変わらずハイブリットに拘るトヨタは大丈夫だろうか?
国内向けだけに実態とかけ離れた数字を並べて調子のいいことばかり云って「日本凄い」なんて浮かれていると、
こんな、びっくりするデータを見せられた。これが今の日本経済の現実だ。
2017・世界時価総額ランキング
もう一本、昨夜の日本TV放送のTHE MANZAIのウーマンラッシュアワーの動画が
凄い勢いで拡散しています。こいつらマジで凄い。
社会風刺こそ、不寛容な時代に相応しい笑いの王道だと思います。
近くの畑はうっすら霜化粧
今日なら東津野でも見られたのになあと西の空を見上げました
そこだけ灰色の雲に覆われていましたけど・・・
昨日はそれを期待して昨年より良いのに出会いたいと車を走らせました
でも見事に裏切られ欠片すらない!
がっかりしてhomeGroundに向かいましたが8:30では光線ギリギリです
手袋を忘れたなんて言ってられない
流行る気持ちを抑えながら撮影に集中しました
高原は膝上まで雪でう埋もれて仕舞い、きゃーきゃー言いながら軟弱歩き納め
それこそ廻りの畑が宝石箱かもしれない
いつも言っていることだけど、あっという間の一年でした。
時間の進み方は、年齢を重ねるほど加速することを実感しています。
この冬は雪山泊登山を諦めなければ行かない節目の年でした。
まぁ、いつかは訪れることですから仕様がないことです。
それでも写真を撮ることやそこから喚起する物語を綴ることは辞められそうもないようです(笑)
これで読者層も変わってくるかもしれませんね?
元気な内はブログを続けてみます。
気長に見守ってください。
堂々と話芸に昇華した快挙を称賛する声が絶えません。
私も、この動画を見て本当に驚いた。
そして、その痛快な話芸に拍手を送っていました。
笑いの本質は、権威に対する洒脱な批評精神ですからね(笑)
想田和弘 @KazuhiroSoda
話題になってるウーマンラッシュアワーの漫才、とても良くできていますね。
アメリカではこのレベルの政治風刺コメディが、毎日のごとく多くのチャンネルで繰り出されています。
逆に言うと日本にはほとんどないからこの漫才が目立つ。
望月記者が日本で目立ってしまうことと、同様の問題を感じます。
津田大介
ウーマンラッシュアワーのTHE MANZAI、1つ1つの話題が聞いてて辛くなる直前にパッと切り替わり
それを同じテンポで続けて最後は全部つながって視聴者に叩きつけるよくできた構成で、
ちゃんと漫才になってるところにプライドを感じたな。
終了後の会場の笑いが「笑えない日本の現実」を表象しててよかった。
村本大輔(ウーマンラッシュアワー)@WRHMURAMOTO
沖縄で「沖縄の基地問題を沖縄だけに押し付けるな」と言ったらお客さんの拍手が鳴り止まなくなって
音響さんが涙流して「ありがとうね」って言った。
熊本の益城町で「豪華な競技場建てるなら被災地に家を建てろ」って言ったら
また拍手が鳴り止まなくなった。
ずっと全国放送でこれをやる今日を待ってた。
地球温暖化に関しても馬鹿な国が脱退する。
我が身に降りかかることを失念している。
ランスケさんの写真を見ていると自然が変わっている様子がうかがえる。
ハイブリッドからEVへ・・・
家電をやめた電器メーカー・・・
海外生産の衣服などなど。
未来はどうなっていくのか?
今日は朝から里山の冬景色を撮影していました。
その成果は、またブログ写真にて…
NHKの「脱炭素革命の衝撃」は昨日の深夜に再放送があったようです。
日本が温暖化対策で遅れているのは知っていましたが、ここまで世界の潮流から取り残されているとは。
これは環境問題というよりも産業の大きな変動期から取り残されているのです。
ガラパゴス化した国内向けの携帯で世界のスマホへの流れに取り残されたのと一緒ですね。
確かに国内に1億人の市場を抱えているせいか、何をやっても内向きになりがちです。
80年代に世界の企業ランキングで、あれだけ50位以内に多くの企業が名を連ねていたのに、
今はトヨタ一社だけです。
この国の凋落は、ここまで進んでいたのか?と驚かされました。
2011年の震災と原発事故が、日本が変わる絶好のチャンスだったのです。
世界に先駆けて、再生可能エネルギーへと大きく舵を切っていれば、ここまで酷くはならなかったはず。
震災以降の国政選挙で何度も変わるチャンスがあったのに目先の景気ばかり優先して、
臆病に内向きに閉じこもってばかりでした。
cop23のアドバイサーも言っていましたが、
日本には変わる勇気が必要です。