スクールボードでの代行は、地域のパブリックスクール全般が勤務範囲になるので、都合のつく日程と時間帯であちこち尋ねに行く事ができます
でも通勤時間を考えると、特に午前シフトは朝の6:45開始のため、あまり遠いと 朝家族のお弁当を作る時間なども入れると、何時に起きれば。。となるので、基本近場の学校に行ってます
代行の大変なところは、初めての環境はスタッフの顔と名前もわからないし、生徒達の名前と顔も一致しない。その気質などもほとんどわからないし、必要書類がどこに保管されているのか、1日のスケジュールなど確認する事がたくさん
そして生徒達と長期で関われない残念さがあります。
以前実習で担当していたクラスに行った時は、勝手もある程度わかるし、なにより生徒達の名前と顔も全員一致するし、ある程度気質も理解しているところが、とても精神的に楽でした。
でも代行の良いところは、色々なスタッフに出会え、色々な環境に出会える事。
教室のレイアウト、オーガナイズ、先生の生徒達へのアプローチ、活動の内容などもクラスによって様々。
今日行ったクラスは、とてもよくオーガナイズされていて、初めて行ったのに、探しているものや情報がすぐに得られる環境でした。
そして興味深かったのが、先生が教室内で生徒全員に対して活動をする際、とーっても小さい声でお話しするんです。
でも発音はクリアなので、静かだとちゃんと聞き取れる。
そして、生徒達も全員静かなんです。 この静かな声での働きかけがそうさせているのか、生徒達の気質が落ち着いた子達が多いのか。 興味深い環境でした
それと、どのクラスにもたいてい1名以上、気質や行動に注意が必要な生徒がいて、それに関するノートがあるのですが、ほぼ共通するトリガーが「No!」という言葉。 自分がやろうとしたこと、欲しいと思った物がその瞬間に手に入らない。阻止されること。
起こった出来事に対して怒る事、フラストレーションを感じる気持ちは誰にでもある事ですが、そういった事が引き金となった際に起こす行動が、本人を含む誰かや何かに危害が加わる。となると、これは問題行動となるわけです。
この働きかけは、本当に根気のいる長期戦。
でも、「落ち着かせる」「気持ちを受け入れる」「何がいけなかったかを確認する」「どうすると良かったのか適切な言動を伝える」そのアプローチの繰り返しから少しずつ それらを身につけ学ぶ。 これは鉄則かなと。私自身の経験からも、色々な保育園や幼稚園を回ってみても感じる事です
今日行ったクラスにも、書類を読んだ感じでは大変そうな生徒がいたのですが、実際接してみると随分と落ち着いた様子でした。その子専用のバインダーには、保育園からの引き継ぎも含め、さまざまな状況に応じて 気持ち理解したり、状況に応じた適切な言動を導く 手作りの本のような物がいくつかあり、もうすぐ学年末を迎える今のその子の姿があるのは、親御さん達も含め、この生徒と長期に関わってきたスタッフ達がポジティブガイダンスを継続している成果なのではないかと感じました
まだ幼稚園生なので、これから先も、まだまだ壁が沢山あると思うけれど、小学校の先生達もポジティブガイダンスをしてくれる方達に恵まれて成長してくれたらいいな。。と、その生徒を見て感じました
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