○副議長(前田八壽彦君)3番砂場議員
○3番(砂場隆浩君)御答弁ありがとうございました。知事のおっしゃるとおり、鳥取型支え合いの絆を大切に、老働力を活用していくことが今後の鍵になるという答弁をいただきました。私もその通りだと思いますし、方向性は一致をしていると思います。それから、この介護保険制度の中で評価すべきことは、女性の皆さんを介護から解放する方向であったと、その通りだと思います。樋口先生の書かれていることは先ほど言いました。議長に許可を頂いておりますので、これなんですけれども、この本の中にも、人生100年時代の船出という、この本の中に、昔は戦前はみとり三月といって、9カ月間お年寄りの面倒を見ることが嫁さんの務めだったと。でも、それが、やはり100年時代を迎える中で変わってくるのだと。そのときのやり方として一番大事なのは、介護保険制度の中で社会に出ていけるようになったという評価もされておりますので、ここは、やはり介護保険制度を軌道修正をしつつ伸ばしていかなければならないのではないだろうかというふうに思います。
それで、問題は市町村方がバラバラらなんですね。市町村、非常にデコボコがあって、一生懸命やっているところもあるし、もっと、産業などの違うところに力を入れている所もあることもあるのですけれども、やはり、鳥取県の人口構成を考えると、お年寄りの老後の問題というのは全県的課題であろうというふうに心配をしております。知事のほうからは各町村とも連絡をとって調整をして、より良い形にしていくという回答をいただきましたので、その方向で力強く進んでいただきたいと思います。
ただ、お泊まりデイのところで、今、実態調査をしておられるということですので、終わった後やっていただきたいのですけれども、私は、東京都が実はマル適マーク化をしまして、自由競争であるのならば、介護保険のお泊まりデイというのは介護保険の対象にならないわけですから、それはまるで自由になっているところなのだけれども、東京都の方が今のところ計画をしていますが、ここはマル適マークみたいなことで、サービス外、介護保険とかと関係ないのですけれども、お年寄りの泊まるところには、いいですよみたいなものをやろうとしているということです。それも一案かなと思いますので、先ほど言われましたガイドライン、届け出制等々、何かはやはり必要だと思いますので、そこは今回の実態調査を踏まえた上で、しっかりとしたものにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
もう一つはお泊まりデイについては、101カ所、66カ所があって、現在20泊以上ですか、連泊の人が250人から300人ということですけれども、これ大きな問題だと思うのですよね。デイサービスで泊まるというのは基本的に予定していないわけで、1人、1カ月で20日もとなっては、それはショートステイを超えてロングステイ、特養ですよ。そういうことを、そういう認識がありながら、今まで何をされていたのですかね。僕ね、これを今聞いて、実は福祉の委員会にいたときに、みのり福祉会をやったときと同じような感覚を持ったのですよ。福祉保健部は問題は把握していて、どういうことがあるか何回も改善を求めておきながら、公開もしなければ、その問題と向き合ってもこなかった。今回もお泊まりデイでそういう問題があります。20泊以上の人が250人から300人もいるということはわかっていながら、多分皆さん、職員の方が現場に行かれて、知っていたと思うのですよね。机の上だけで仕事したらもっと問題で、現場に行かれていたら、夜に小さな部屋に何人も寝泊まりしている状況を見られていると思うのですよ。それが、どうして今の状況になって調査なのか。もっと早くやらなければいけないのではないかなと、こういうふうに考えますけれども、そこはなぜこういう形になったのかお聞かせを願いたいと思います。まず1回の質問は、そこまでにします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます